脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ日記

2018年8月にドイツ企業に就職・移住したカメラ好きエンジニアのぷかぷか日記です。

本)われはロボット__アイザック・アシモフ__1950

 ロボットSF小説の古典として知られる本作。以前、爆笑問題の太田が「この本はマスト」と言っていたので、どのくらいマストなのか気になって読んでみました。

 

 内容はもちろんSFなのですが、ロボットと人間の関係が将来どうなっていくかについてのアイデア集のような小説です。1950年の作品と言えども、現在にも通ずるものがある。ロボット(とそれを使う人間)が持つべき"倫理"の部分を鋭い感性で描いています。

 

 実際この本に出てくる「ロボット工学三原則」は、その後のSF界だけでなくロボット工学そのものにまで影響を与えているらしいです。

ロボット工学三原則 - Wikipedia

 

 特に人間の見た目をしたロボットが人間のふりをして選挙に出馬するシーンは面白かった!確かに、見た目でロボットか人間か全く区別がつかないなら、どうやって見分けられるんでしょう。。? このような問題提起が随所に散りばめられています。

 

 とまあ、読む価値のある本であることは間違いないですが、正直冗長で退屈な部分もありました。個人的にはカート・ヴォネガットの方がふざけていて好きですね(笑)

 

 映画化もされてます↓(見てませんが)

映画)ノマドランド__クロエ・ジャオ__2021

ノマドランド (字幕版)

ノマドランド (字幕版)

  • フランシス・マクドーマンド
Amazon

 自家用車で寝泊まりし、季節毎の仕事を求めて放浪を続けるノマドの姿を描いたアメリカ映画。すごく話題になっていたので見てみたけど、素晴らしかったです。広大な自然の風景と静かなBGMに癒されました。。

 
 全然知らなかったけど、リーマンショック後に経済的な理由でこのような生活を始めた人がアメリカには沢山いるらしいです。映画のキャストもほとんどが実際にノマド生活をしている人達らしい。
 
 車上生活は過酷だけれど、「低賃金労働で搾取され続けるくらいならノマドの方がいい」という考え方は良く分かる気がしました。とにかく働きすぎな社会に対する揺り戻しの一つの例だと思います。
 
 クロエ・ジャオは中国出身のまだ若い監督で、個人的にちょっと注目してます。前作の『ザ・ライダー』は静か過ぎて若干退屈だったけど、今回は全くそんなことはなかった。次回作はヒーローものらしいです(笑)

駐車違反で罰金だワン(駄)

 はい、またやらかした!今度は駐車違反で罰金を食らった(笑)

 

 事の顛末は以下の通り。

 

①先月、アパートの工事に来た業者が敷地内の駐車場を占領したため、2日間車を駐められませんでした。

 

②「あ、そう」という感じで、余裕の表情&口笛を吹きながら車をアパートの前の道路脇に移動。入居の際、アパートの管理会社から「路上駐車して問題ない」と聞いていたからです。そしてそのまま2日間放置しました。

 

③しかし2日後車に戻ってみると、フロントのワイパーに違反切符が挟まっているのを発見。

これ↓

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内容は「あなたの車の情報は電子的に記録されました。罰金の連絡が後日届くのでお待ち下さい。」みたいな感じ。あーりゃりゃっ!
 
④罰金がいくらなのか若干びびりながら待つことおよそ2週間。先週末にようやく書類が届きました。その請求額は、25ユーロ。もっと高いの想像してたので、ホッとしました。
 
⑤口笛を吹きながら支払い完了。PayPalでワンクリックで払えました(笑)
 
 とまぁ、こんな感じだったわけですが、今回見事に管理会社にはめられました。管理会社は周辺の土地のことは知らないようなので今後は信用しないことにします(笑)
 
 ④の書類にはどのような違反だったのか具体的に説明がありました。それによると「1時間以内の停車しか許されていない場所にそれより長い時間駐めていた」とのこと。ん?そんなことが書いてある標識見たことないぞ?? 僕が見逃しているのかもと思って、昨日改めて周辺を歩きまわってみたけど、やっぱりどこにも標識を見つけられませんでした。うーん、なんか納得いかない。。
 
 そもそも他の人の車もたくさん駐まっているのに、何故僕だけ切符を切られたんだろう?
 
 ネットで調べてみると、ドイツでは取り締まりの多い平日の昼間を避けて路上駐車するのがコツ、らしいです。気がつかなかったけど、他の車はちょこちょこ移動してるんでしょうね。。
 
 とはいえ、絶対邪魔にならないように駐めてたのに、ドイツの取り締まりって厳しいんですねぇ。。罰金は町の財源になるから、「厳しくしろ」と上から言われているのでしょうかね(笑) こんなに閑静な住宅街の中まで、見回りに来るとは驚き。
 
 あと④の書類に書いてあって若干ウケたんですが「今回の罰金に不服であれば、一週間以内であれば異議申し立てできます」とのことでした。なんか良くわからん所で寛容だなぁ(笑) 
 
★今回の学び★
標識がなく車を駐めていいか分からない場所では、(25ユーロを用意の上)駐めてみれば分かる

映画)偽りなき者__トマス・ヴィンターベア__2012

 カンヌで高い評価を受けたらしいデンマーク映画。宴会で皆で歌をうたうシーン等、異文化に触れるという点でも面白かったです。
 
 幼稚園の教師である主人公ルーカス。ある日、園児の女の子が「ルーカスに性的ないたずらをされた」と軽い冗談のような嘘をついたことがきっかけで、主人公の生活が一変するという話。
 
 主人公は善良な教師なのだけれど、周りの大人は園児の言ったことを鵜呑みにし、主人公の言うことを誰も信じなくなる。
 
 恐ろしい話だけれど、こういうことって実際にありますよね。。。例えば日本の満員電車の痴漢冤罪の問題。僕は東京で暮らしていたときは、一度疑いがかかったら最後と分かっているから、電車が混んで来ると問答無用で両腕を上げてつり革をつかんでいました(笑)  
 
 特に今は世界中で「良く分からないもの」「クリーンでないもの」を排除する傾向が強まっていると感じます。失言して失脚する政治家の話や移民に対するヘイトクライムも根っこは同じ。こうなると「何も言わない、何もしない、何とも関わらない」のが一番賢い生き方ということになってしまいますよね。。改めてそういうのって悲しいな、って思う映画でした。

靴を脱げ(赤木風)

 先週の話ですが、なんか部屋の窓のブラインドを交換するとかで、アパートの管理会社から日程調整のメールが来ました。「業者が部屋に伺うので都合の良い日時を教えてください」とのことだったので「○○日なら終日OKです」と返信しました。

 で、迎えた当日。業者は朝8時に来ました。早くね。。?(笑) 終日空いてるのに8時かよ(笑) 

 そう、ドイツの朝の早さをなめてはいけません。今の会社でも人によっては朝の7時台から働いています。聞いた話ですが、ドイツの冬は日が短く16時過ぎには暗くなるので、なるべく日が出ている内に活動するために朝が早いそうです。日に当たらないと、鬱になりやすいですからね。(ちなみに夏は逆に日が長く、夜10時頃ようやく暗くなります)

 ですが、まさか業者までこんなに朝早く来るとは。。ドアベルが鳴ったとき僕はまだ寝ていました(笑) ゆっくり寝たいときは"終日"って言ったらダメみたいです。「朝9時以降ならOK」とか具体的に言わないと(笑)

 ドアベルで目を覚ました僕は、寝ぼけた状態でなんとかドアを開けました。そして「あっ」と思った時にはもう遅かった。作業着を来たおっさんが二人、靴のまま部屋に入っていました。。

 こういう時靴を脱ぐようにお願いしたら、その後どういうやり取りになるのか未だに分かりません。アメリカに留学していた先輩の話ですが、その人は玄関のドアに土足禁止の旨を英語で紙に書いて貼っていたらしいのですが、それでも業者は皆靴で入ってきたらしいです。先輩曰く、靴を脱いで部屋に入る文化がないため、土足禁止の意味が分からないのだということ。

 でも、以前ドイツ人の同僚が家に来たときはこっちが何も言ってないのに「ここで靴を脱いだ方がいい?」と自分から訊いてくれました。彼は若干日本文化を知っている節があったから、例外なんでしょうか。。この辺の所はまだ良く分かりません。

 この前の業者は何の遠慮もなかったなあ。。僕の靴が置いてある玄関マットを大股でまたいで入ってくるんだから。ここで靴脱ぐのかな?ってちらっと思わんのかね(笑)

 しょうもないことで揉めないように、もう諦めるべきなんでしょうね。業者が来る度に床を掃除するのは面倒ですが。。

 
近所のアパートの入口に女性像が↓
どういう意味なんだろ??

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映画)マンチェスター・バイ・ザ・シー__ケネス・ロナーガン__2017

www.bitters.co.jp

 イントロの海の映像で、もう引き込まれました。素晴らしいヒューマンドラマ。
 
 過去に自分が犯した過ちのせいで心に傷を負い孤独に暮らす男が、兄の死の知らせを受け故郷に戻って来る話。
 
 主演のケイシー・アフレックがアカデミー主演男優賞とのことで見事にハマってました。元奥さん役のミシェル・ウィリアムズも良かったです。元夫婦の二人が道端で偶然会って、過去に起きた悲劇について心の内を明かすシーンは圧巻。
 
 ちなみに、タイトルにマンチェスターとついてるのでイギリスが舞台だと思っていましたが、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」という名前のアメリカの田舎町が舞台です。ネットを見ると、多くの人が同じフェイクにひっかかったみたいですね(笑)

ドイツ人的オープンマインドについて

 コロナで在宅勤務となってからはMicrosoft Teamsを使ったオンライン会議を頻繁にやるようになりましたが、未だに疑問なのがオンライン会議では顔出しすべきかどうか(ビデオをOnにすべきかどうか)ということ。ええ、どうでも良い話なんですけどね。。(笑)
 
 個人的にはビデオなんてつけなくていいと思います。多人数の会議で皆がビデオをつけると音声品質が下がるときがあるし、なんか相手に見られていると思うとそわそわしてしまうし。あと僕の場合、ミーティング中も部屋の中をうろうろ歩き回ったりストレッチをしながらの方が会議に集中できるので。
 
 ところがドイツではビデオをつけてる人が多くてぶっちゃげうっとうしい。完全に私的な見解ですが、これはドイツ人的礼儀というかいわゆる"オープンマインド"なのかもしれないなと思っています。でも一方で、ビデオをつけてない人もたまにいたりしてよく分からない。(ってか、日本企業ではどうしているんだろう?なんとなく日本人はビデオはつけない気がしますが)
 
 最近はもういちいちビデオのことで悩むのがだるいので、嫌だけど基本ビデオONにしてます。誰かが資料共有を始めたりすると、すぐOFFにしますが(笑)
 
 これまでは社会をなめているような格好で会議に参加してましたが、最近はビデオをつけているので会議がある日は結構きちんとした格好で仕事をするようになりました(笑)
 
 でも僕みたいに本当はビデオOFFで通したい人も中には絶対いるはず、と思ってます。結構エンジニアは内向的な人が多いですから。こっちがビデオをOFFにしてると、合わせてOFFにする人もいたりするし。
 
 僕は以前タイで働いていた時、ランチに一人で行ったり、重要ではない社内イベントや会議を無視したり等と単独行動を貫いていたら、上司から「オープンマインドが足りない」と指摘されたことがあります。別に今でも全く反省してないけど(だって集団行動ってうざいじゃないですか)、とは言いつつもちょっと心に引っかかっているわけです。それでドイツではそんなどうでもいいところでつまづかないようにしようと思っているので、結構周りを観察していたりします。
 
 実際、ドイツではオープンマインドってかなり文化に根付いている気がします。会社の中では皆知らない人同士でも挨拶しますし。カルチャーショックだったのは、ドアを開けた人は後ろから来た人達が全員そのドアを通り抜けるまでずっとドアを握っていること。まるでホテルのおもてなしのようです。今では僕も同じことをするようになりました。日本の友達が見たら笑うと思います。お前、そんな紳士的なキャラじゃないだろって(笑)
 
 一方でドイツ人の部長が面談の時にはっきりと言ったことがあります。部長曰く、「仕事中に色んな人と話をして、ミーティングでもガンガン発言して、とにかく目立っている人がたまにいるけど、実際に仕事のパフォーマンスが良いとは限らない。オープンであることは良いことだけど、それが単なるスタンドプレーなら評価に値しない。」とのことでした。仕事の評価ということになると、こういうことみたいです。まあ、当たり前なんですけどね。
 
 だから結論としてはあまりオープンであることを気にしすぎる必要はないのかもしれません。実際、内気だけど優秀な人というのはいますし。
 
 
全然関係ないけど、最近見てうけた動画↓