脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ雑記帳

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます!

 せっかくの冬休み(なんと、16連休)もビザの更新手続き中のためドイツ国外に出ることができず、自宅のアパートで一人粘り強く過ごしています(笑)いろいろな家具を買い揃えたり、読みたかった本を読んだりできているので丁度良いんですけどね。ビザの更新が予定通りに行けばブルーカードを今月末には取得でき、その後4年間のドイツ居住と就労の権利を得ることができることになっています。

 年末の30日には、家の近所のクラブがその日限りで閉店するということで、会社の同僚に誘われて行ってきました。やはり最後の日ということもあって大勢の人が駆けつけたようで、入場ゲートには長蛇の列ができており、中に入れるまで約1時間半待ちました。案の定フロアは超満員で若者達が踊り狂っており、午前1時を回ってからは音楽も酒も踊りもフロアが一体となって勢いを増していくようでした。男も女も体が大きいことを除けば、日本のクラブとそれほど違わない雰囲気です。この日私も存分に楽しむつもりだったのに(いや実際楽しかったんですが)、爆音の中でふと、フロアで踊る若者たちを少し冷めた目で見ている自分に気が付き、あれ俺はどうしちゃったのかな、と思ってしまいました。学生時代、自分も渋谷や六本木で同じようなことをやっていたのに、もう懐かしい幻のように思えてくるのです。今やいい年こいたおっさん(33歳)なので自然なことかもしれませんが、近頃こういうことが増えました。。

 これと関連して、昨日偶然Webで見つけた茂木健一郎氏のブログ記事のリンクを張っておきます。唐突に思い立って、大みそかに一人でフルマラソンを走ったという記事。

lineblog.me

これ、正直胸を打たれました(笑)こういう途方もないエネルギーをもって訳の分からない(?)ことをする事(人)が私は昔からすごく好きなのです(笑)さらに中年のおっさんがやるんだから、最高にかっこいいですね(笑)そして、一見すると彼はふざけているだけのように見えるけれど彼自身の方法で、私がクラブで感じたことと同じ問題と戦っている、と感じました。その問題とはつまり、年齢と共に生きることの手ごたえが薄れていくこと(とでも言えば伝わるだろうか?)。

 若いころは自分がいつか大人になることが信じられなくて、将来なんてどうでも良過ぎて、だからこそ死がもっと身近で、常に死に意識的で、それこそクラブやらカラオケやら行った日には、それはいわゆる”遊び”なんていう生易しいものではなかったように思います。生きていることがリアルで、ひりひりとするような、あの感じ。なんならその場で、くだらない馬鹿みたいなことが起きて死んだとしても関係ないじゃないか、とそれくらいには刹那的だった(笑)(そして実際に流血やら器物破損やらが頻繁に起きました。)それがいつのころからか、仕事を始めてからなのか、明日に影響が出ないように今日一日を無難にやり過ごすスタイルに変わっていったのだろうと思います。仕事にはベストを尽くして確かに頑張ってはきたけれど、突拍子もない発想は生活の中で出てこなくなったし、感動することも減ってきた気がしています。同じような毎日がこれからも続いていくと思うと、なんとなくそれが恐ろしいことのように感じる時もあるほどです。こんなことを考えているのは、今平和な生活を送れている証拠かもしれないけれど、、

 茂木氏の記事にヒントを得て、とにかく2019年は少しずつマインドを変えて非日常的行動を生活に取り入れていく必要があるのだろうと、今はぼんやりと思っています。キーワードは“衝動“ですかね(変な目標ですが笑)。

 今年もよろしくお願いします!

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