脱力系ぷかぷかドイツ日記

省エネぬくぬくドイツ暮らし

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ぷかぷかイタリア旅行 ①ローマ

2019年12月14日~21日までのイタリア旅行の記録。

ローマ(2泊)→フィレンツェ(3泊)→ヴェネツィア(2泊)

 

①ローマ

 旅行ガイドブックにはローマと東京の気候は似ていると書いてあったが、現地に着いてみると湿度が低いせいかびっくりするほど寒かった。街全体が観光地という雰囲気で、オフシーズンにもかかわらずどこに行っても人でごった返している。お世辞にも居心地がいいとは言えない。「ローマの休日」の舞台となったスペイン広場では、階段に座って休んでいるだけで警備員に注意される(された)。ローマ市職員や地元民が、押し寄せる観光客から、街の遺産や景観を全力で守ろうとしているようだ。(そういえば村上春樹は昔イタリアに数年滞在していたとき、諸事情でローマに住まざるを得なかったらしいが、その騒々しさにうんざりして、暇さえあればそこから"脱出"しトスカーナ地方の田舎を旅行してまわった、とある紀行文で書いている)。

 バチカンも含めて、二日間で主要名所を観て回った。印象的だったのは、歩道はもとより車道にまで広いエリアに石畳が未だ残っていることだ。車が近づいて来るとタイヤが「がーっ」とやかましい音をたてるせいで、(同行した友人との)会話を中断せざるを得なかった。タイヤにも悪いし、それこそ石畳が剥がれたら危険だ。それでもアスファルト舗装するなんてことは、古くから続くローマのプライドが許さないのだろう。

 個人的に好きだったのはトラステヴェレ地区だ。典型的な市街地と違い、路地裏にピッツェリアがびっしりと並び、ローカルな雰囲気が漂っていた。ランチのポルチーニ入りピザは絶品だった。

 石畳の上を歩き続けたおかけで、後のフィレンツェ巡りに支障をきたすほどに足が疲労したが、ローマにある数々の歴史的遺産の持つ迫力は圧倒的で、一見の価値があるものばかりだった。路地を抜けると突如目の前に威圧的なほどに荘厳な建物が現れて言葉を失う、ということが何度もあった。今回標準ズームレンズ一本という装備だったけど、広角レンズがあったらもっといい写真とれたのになぁ。もっとも写真では結局、ローマのエッセンスとも言うべき"古代からのオーラ"のようなものが、十分に伝えられないような気もするけれど。

 

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