脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ雑記帳

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

在宅疲れMAX(駄)

 ここ最近急に暖かくなって、日中は半袖でも過ごせるようになってきました。ドイツには梅雨がないので、これからしばらくは気持ちのいい季節です。僕の住むヘッセン州では、先週末から全てのレストランが営業を再開したため一気に町が賑やかになりました。基本はまだ店内での飲食は禁じられており、テイクアウトか店の外のテラス席になるのですが、ドイツ人はもともとテラス席が大好きなので天気のいい日は大勢の人が店の外に張り出して食事をしています。平日でもたくさん人がいるのが不思議なのですが、在宅勤務になっている人達が仕事を放り投げて外で飲んだくれているのだと予想しています(笑) もちろん外では皆マスクをしていません。一気にたがが外れたようなこの状況。感染第2波が恐ろしいです。
 
 僕はここ最近は仕事がそんなに忙しくないため空いた時間を使って、インテリアショップを回ったり、写真管理用のNASを自宅に設置したり、掃除したり、家の住み心地を良くするための作業を色々やっています。日中結構活動的に過ごしてはいるのですが、さすがにほとんど人と話さない在宅生活に疲れており、特に夜になると気分が沈むことがあるため、10センテンス法というメンタルトレーニングを数日前から始めました。この方法はもともとパニック障害の治療のために開発されたもので、下の記事の書籍にて紹介されています。
 
 このトレーニングの内容はざっくり言うと、自分が理想とする人生を10個のシンプルな文にまとめ、1文ずつそれが叶っているシーンを5感を総動員して想像する、という実にシンプルなものです。これを続けると、(別にパニック障害じゃない人でも)ポジティブシンキングの脳神経回路が徐々に発達していき、その結果理想の人生が現実になっていくという理屈です。(なんか怪しい方法みたいですが笑、いわゆる"スピリチュアル"なものではなく科学的に理にかなったトレーニングです。) 僕が書いた文は例えば「くだらないことで爆笑しあえるパートナーや友達がいる」とかで、こういうのが10個あって、それを寝る前の20分間程度電気を消して集中して妄想しています。暗闇の中でいきなり笑ったりするので、客観的に見ると相当危ない人になっています(笑) まだ始めたばかりなので効果は出てきませんが、数週間後には元気を取り戻しているはず!
 
 とはいいつつもドイツの場合はまだましな方で、例えば僕の兄夫妻はアメリカに住んでいて、しかも結構コロナ感染が深刻なエリアにいるため大変そうなのだけれど、まあ夫婦でガチな引きこもり生活をしているわけです。彼らは政府から支給された一人1200ドルの給付金でお揃いのiPadを買い、暇をもて余す時にはお絵描きアプリで二人仲良くコロナウイルスの絵を描いているとのこと。例えばスケボーに乗っている少年の絵の、車輪がコロナウイルスになっている、とか(笑) そんな絵を大量に描いているらしい。。
 
 日本にいる父はといえばキャンバス画を描くことが趣味なのですが、今回利き手じゃない方の手(左手)で現代アートのような抽象画を完成させました。普段使わない方の手を使うと脳が活性化する、とかなんとか言って。
 
 みんなトリッキーな発想でもって必死に時間的空白と在宅疲れを解消しようとしているのが伝わってきます(笑) 今は誰もが若干頭おかしくなっているのかもしれないですね。
 
 UKに住む取引先の方に聞いたのですが、ロンドンの金融街ではいくつかの企業が既に社員の在宅勤務を8月末まで延長することを発表したらしいです。ここからまた3ヶ月延長は精神的にきついだろうなぁ。。僕の方は今のところ来月からはオフィスに戻れる予定になっています。こんなに会社に行きたいと思ったのは生まれて初めてです(笑)