脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ雑記帳

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

もう勉強はやめましょう(駄)

 昔親父が僕に聞かせてくれた話がある。

 男が一人川で釣りをしているところに、金持ちの商人が通りかかる。商人は男に「たくさん人を雇って、たくさん魚を釣って売れば金持ちになれるよ」とアドバイスをする。男は「金持ちになったらどうなるんだ?」と訊く。商人はすこし考えて「好きなことをして暮らせる」と答える。そしたら男が「今それをやっているところじゃないか」と返す。という、ただそれだけの話。

 ずいぶん昔に聞いた話だから内容が違ってるかもしれないし、どこかに出典があるのかも知らないけど、大体はこんな感じだったはず。全然違ってたらごめんなさい(親父に対して)

 この商人は、稼いだ金は単なる生活の手段であり目的になり得ないことに気づいていない。そして僕自身もこの商人と似た落とし穴にはまりそうになっていると感じることがある。いや、僕は金持ちではないのだが(笑) 僕が言っているのはつまり”情報”という名の落とし穴。

 現代を生きていると気をつけていないとすぐに情報に追われてしまう。仕事やスキルアップの名目で情報収集をいつの間にか目的のように錯覚してしまう。人が一人生きていくために必要な情報なんて本来それほど多くないはずなのに。使いこなせない情報でぶくぶく太り、考える力を失った「情報デブ」になってしまうことが怖い。

 ちなみにGoogleでは仕事の生産性を高めるために「やることリスト」ではなく、「やらないことリスト」を作ることを推奨しているらしい。(←オリラジ中田のYoutube大学のネタ)

 勉強でも、「勉強しないことリスト」を作る事の方が大事だと最近は思う。情報とは追われるものではなく、追いかけるものだ。

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