難民問題を扱ったフィンランド映画。タイトルの通り観ていて気持ちのいい映画でした。
故郷シリアの内戦から逃れた主人公の青年は偶然にもヘルシンキに辿り着く。 そこでも差別や暴力を受けるが、 同じように孤独を抱えた人々に助けられる。
僕は難民ではないけれど、昨今特にコロナの影響で世界中が移民に対してどんどん不寛容になっていくのを感じている ので、他人事じゃないよなぁと思いながら観ました。たとえ移動制限が解かれても、すぐにヨーロッパを旅行するのは若干怖かったりする し。
アキ・ カウリスマキの映画は無駄な飾りがないところが良いですね。 登場人物も必要最小限しかしゃべらないし、カメラも動かない。過去の作品だと『街のあかり』が個人的に好きです。