カンヌで高い評価を受けたらしいデンマーク映画。宴会で皆で歌を うたうシーン等、異文化に触れるという点でも面白かったです。
幼稚園の教師である主人公ルーカス。ある日、園児の女の子が「 ルーカスに性的ないたずらをされた」 と軽い冗談のような嘘をついたことがきっかけで、 主人公の生活が一変するという話。
主人公は善良な教師なのだけれど、 周りの大人は園児の言ったことを鵜呑みにし、 主人公の言うことを誰も信じなくなる。
恐ろしい話だけれど、こういうことって実際にありますよね。。。 例えば日本の満員電車の痴漢冤罪の問題。 僕は東京で暮らしていたときは、 一度疑いがかかったら最後と分かっているから、 電車が混んで来ると問答無用で両腕を上げてつり革をつかんでいま した(笑)
特に今は世界中で「良く分からないもの」「クリーンでないもの」 を排除する傾向が強まっていると感じます。失言して失脚する政治 家の話や移民に対するヘイトクライムも根っこは同じ。こうなると「何も言わない、 何もしない、何とも関わらない」 のが一番賢い生き方ということになってしまいますよね。。 改めてそういうのって悲しいな、って思う映画でした。