脱力系ぷかぷかドイツ日記

省エネぬくぬくドイツ暮らし

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

映画)キャラクター__永井聡__2021

 
 随分前に偶然予告編をネットで見かけてから、気になっていた映画。Amazon Primeで観てみましたが面白かったです。
 
 ある売れない漫画家が、偶然殺人事件の第一発見者となり、現場で目撃した犯人を主人公にした漫画を書いたところ、これが爆発的ヒットとなる。一方の犯人の方は自分がモデルとなっているその連載を読みながら、漫画の中で描かれるのとそっくり同じ殺人を現実に犯すようになる、、という話。
 
 原案・脚本の長崎尚志は、浦沢直樹の『20世紀少年』等のストーリーを共作した方みたいです。やはりどことなく浦沢作品に通ずるものを感じる面白いストーリーです。
 
 なんと言っても本作の見所はセカオワのFukaseの演技でしょう。狂った殺人鬼役がぴったりハマり過ぎていて、大変素晴らしかったです(笑)
 
 セカオワって食わず嫌いしてる人が多い印象だけれど、実はめちゃめちゃ良い曲もあったりして、Fukaseは才能のある人だなーと前から思っています。最近の曲はあんまり知らないけど、RPG、不死鳥、虹色の戦争あたりはまじで好きだな~
 
 歌詞から受けるFukaseの印象ですが、夢や空想の世界にずっと独りで居座り続けている人、理屈や知識を想像力が上回っていく人、という感じがします。そしてものを考えるときは"根本から"考えることしかできないので、融通がきかないんじゃないかな。
 
 完全に推測で言ってますけど笑、なんか結構自分と似ているタイプの人間なんじゃないかなーと勝手に親近感感じてたりします(しかもFukase実は同い歳なのよ)