結構心配していたビザの更新がようやく終わり ました。いやーホッとしました。。これで向こう3年間のドイツ滞在が許可されたことになります。
心配していたのは、やっぱりドイツ語のこと。 ドイツ在住の知り合いの話だと、 ビザ更新手続き時に役所の担当者からいきなりドイツ語の会話力の テストをされたらしい。。あまりにもひどいとビザを更新してもらえないこともあるとか。。? 僕はまだホントに初歩的な会話しか出来ないから、 そんな事されたらひとたまりもない。。
というわけで役所に行く前からビビりまくっていました。ところが蓋を開けてみると、、書類にサインして即手続き終了。
なんだよ、余裕じゃねーか!?
念のためドイツ人の同僚に同行してもらったんですが、何の助けも必要ありませんでした。
と、ここまでが、去年の11月の話。
んで、今週の月曜に出来上がったビザのカードを受け取って来ました。 受け取りの時は一人で行きましたがやっぱり超楽勝、役所の担当者が親切に英語で対応してくれる始末。いやー、 心配して損しましたね(笑)
あとから分かったのですが、今回ドイツ語のチェックがなかったのは僕のビザの種類と関係があるようです。というのも、 僕のビザは普通のドイツの就労ビザと異なり”EUブルーカード”と呼ばれるものなのです。
EUブルーカードとは2012年から施行された比較的新しいビザ で、”高度技能外国人材”向けに発行されるものです。 つまり外国から呼び込めば自国にメリットをもたらす何らかの技術を持った人材に対するビザで、例えば数学者、科学者、エンジニア、建築家、医者等が対象となります。 そしてそういった人材を呼び込むために、EUブルーカードの発給要件は通常の就労ビ ザより簡略化されている、というわけです。
僕はエンジニアなのでEUブルーカードの対象者なのですが、大変素晴らしいことにどうもEUブルーカードの発給要件にドイツ語のレベルは含まれていないらしい ! 助かった! できれば更新前に知りたかった笑(前述の僕の知り合いはきっと通常のドイツの就労ビザの更新をしたんでし ょう)
※ドイツの役所のホームページってめちゃめちゃ不親切で、ビザ更新のためにどんな書類や資格が必要なのか、 ちゃんとした説明が書いてないんだよな 日本人の先輩達がWebに残してくれてる情報を調べてようやく大枠が分かってきた感じです。こんな時Webに日本語の情報があると、本当にありがたいです。。
EUブルーカードのメリットは他にもあり、
・ドイツだけでなく、EU全体で働ける
・無期限ビザへの切り替えも容易(語学、滞在年数の条件がゆるい)
前述の通りEUブルーカードの対象となる職種の多くは理系の職種なんですよね。最近はエンジニアは海外で職を見つけやすいということが結構知れ渡ってきた感じがしますが、ここヨーロッパでも例外ではないようです。
いや、ほんと今になって思いますが、理系の道を選んでおいて良かったです。。高校生の時は海外に住みたいとか思ってなかったので、理系を選んだのはただの偶然なんですけどね。。良く覚えてないけど確か「世界史の年号とか覚えられないから、数学でいいわ」 みたいなふざけた理由で理系にしたはずです(笑)
これからの時代住む場所を日本に限定する必要は全くないのだから、若い人は少なくとも以下のことを知っておいた方が良いと思います。
・特にやりたいことが見つからないなら、とりあえず大学には行ったほうがいい。大卒じゃないと就労ビザが降りない国は先進国にも多くあるので、後々後悔することになるかもしれない。
・国際学部みたいなとこに行くより、理系に行って専門性を高める方がよほど将来的には国際的であるという見方もできる(前述の通り)
・キャリアの最初から海外で働きたいなら、現地の大学に入り、卒業前にインターンシップで企業に潜り込みそこにそのまま就職、この流れが一番職を得やすい
※当たり前だけど、はっきりとやりたいことがある人はこんな話無視して自分の道を行けばいいんですよ。どんな分野に進んでも自分の腕と工夫次第で、フリーランスや起業家として海外に出る道は探せば見つけられるはずですので。