脱力系ぷかぷかドイツ日記

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本)リファレンス・ドイツ語__在間進__2017

 

ドイツ語文法を網羅的に解説した本書。2017年に出版された比較的新しい本で、著者は『アクセス独和辞典』の在間進先生です。似たような本に『必携ドイツ文法総まとめ』(白水社)がありますが、ぱっと見で『リファレンス・ドイツ語』の方が読みやすそうな気がしたのでこちらを選びました。

 

300ページ位ある分厚い本ですが、僕は気合いで最初のページから最後のページまで順番に全部読みました! 去年の夏から読み始めて最近まで読んでいたので、半年くらいかかったことになります。

※この本はあくまで分からないことを調べるための”文法辞書”ですので、こんな読み方をする人はあまりいないと思います(笑)

 

とにかく情報量が多いため読み通すのは大変でしたが、今となっては以下のように断言できます。

 

この本は全てのドイツ語学習者にとって、必要十分な内容であり、史上最高の文法書です!!(『必携ドイツ文法総まとめ』は読んでませんが、あえて断言します)

 

解説も分かりやすいですし、手元に置いておけば生涯使える名著です。僕の場合、今後はドイツ語の文章を読みながら適宜この本に戻ってきて復習すれば自然にドイツ語が使えるようになっていく気がします。

 

特に本書の最終章の「ドイツ語の文の構成」の解説が素晴らしいです。今まで曖昧だった「語順」、「文型の概念」、「副詞を置く位置」を理解することができました。

 

本書についてひとつ注意点があるとすれば、出てくる例文が結構難しい点ですね。初学者がいきなりこの本を使うと少し戸惑う部分もあるかもしれません。

 

なので、初学者はまず先に入門用の薄い文法書を読んでから『リファレンス・ドイツ語』を使った方が良いと思います。僕の場合は最初に、同じく在間進先生の『ゼロから始めるドイツ語』を読みました。ポイントが端的にまとまっていておススメです。