僕が勤めているのはドイツ系企業ですが、ドイツ人だけでなく様々な国の人が働いているインターナショナルな環境です。スペイン出身の同僚は陽気で本当によく喋るし、逆にロシア出身の同僚は物静かで内向的な感じがします。
基本的に皆親切で人間関係は良好ですが、カルチャーショックを感じることは度々あります。ミーティング中にいきなり怒鳴られたりとか。。。え、そこでキレるの??みたいな(笑)
一番カルチャーショックだったのが若いベトナム人女性社員にあからさまにシカトされたことです(笑) コロナの騒ぎが始まる前だったから、もう2年以上前の話ですね。
オフィスの通路で偶然会ったのでHelloと挨拶したら、目も合わせずシカトされました。。同じフロアで働いていてお互い顔は知っているのにも関わらず、です。本当に意味不明。海外ドラマとかで、道行く女性に男がナンパしようとして、女性がつんとしたまま無言で歩き去っていくシーンってよくあるじゃないですか。ああいう感じの態度(笑)
あの時は「なんだこいつ?」と思ったけど、今から思うとこういうのって欧米の文化なのかもしれないですね。その女性は大学出たてのまだ若い人でしたし、こっちの(ちょっととがったところのある)女性達は男性に対して普通にそういう態度をとるのかもしれません。その社員は出身はベトナムだったけど、ドイツの大学を出た人でしたし。私に気安く話しかけるんじゃないわよ、的な感じだったのかな?(笑)この辺は単なる僕の推測ですけどね。
偶然歩いていく方向が同じだったから、彼女の横に並んで会話をしながら歩くような感じになったのが気に障ったのかもしれません。下心なんてあるわけないんですけどね(笑) てか、仕事中にそんな余裕あるわけないだろっ
しかし、去年あたりからちょくちょく仕事で関わるようになってから、その社員の僕に対する態度がガラッと変わりました。それはおそらく僕が会社のキーパーソンの一人であることが、世間知らずな小娘にも分かったからでしょう(笑)
自分でいうのもなんですが、(デジカメのキーデバイスである)イメージセンサの開発に関して言えば、僕はマネージャーを凌駕するほど強い発言力を持っています。僕と対立すると厄介だと思ったのでしょうか、僕に対して急にものすごく丁寧な態度をとるようになりました。
まあ、そういうのもなんか非常にウザかったですね(笑) 文化の違いっていうよりはただ単純にそいつがバカだった可能性もあります(笑)
んで、去年の年末。その日はオフィスに出社していて、仕事が終わってタイムカードを切ろうとした時、ふと横に気配を感じました。振り返るとその小娘が佇んでおり、僕に向かって微笑を浮かべていました。今回は明らかに友好的なムードを漂わせながら。コロナにより基本は皆リモートワークなので、直接顔を合わせるのは実に久しぶりのことでした。
僕は無表情のまま彼女に近づいていきました。そしてまたあの日のように、Helloと声をかけるかと思わせておいて、顔だけは彼女の方に向けたまま脇を通り過ぎ、そのまま社員通用口から帰宅しました(笑)
いや別にシカトされたことを根に持っていたわけではないんですよ。もう僕も36歳のいい歳こいた大人ですから、そんな小娘が気まぐれでやったことなんて気にしてません。ただ単に早く家に帰りたかったんです。早く帰ってプレステがしたかったんです(笑)
そして先日。会社の秘書さんから一通の全体連絡メールが届きました。メールの内容は、、その女性社員が会社を辞めるので皆でお別れのメッセージカードを贈ろう、というものでした。(そのようなわけで上記の文章は全て過去形で書いてきたわけです)
いや、僕のせいで辞めたわけじゃないですよ。。 仕事中はきちんと礼儀正しく接していたので。 生意気な小娘が気まぐれで会社を辞めた、というだけのことだと思います。次どこの会社に行くのか知りませんが、小娘の今後の幸運を祈っています(嘘)