脱力系ぷかぷかドイツ日記

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外資系勤めあるある ”給料交渉をすべきかどうか”問題

先日、毎年恒例の上司と1対1で行われる評価面談がありました。この面談で各社員の前年のパフォーマンスに対する上司からの評価が伝えられると同時に、それを反映した給料額も提示されます。

 

この時社員としては気になるのが、給料を上げてもらえるよう上司と交渉するべきなのか?ということ。

 

というのもドイツ企業では給料交渉は当然のように行われていることだからです(アメリカでも大体同じみたいですね)。知り合いの日本人でドイツで会社経営をされている方の話だと、ドイツ人社員は評価面談の際に全員が全員給料交渉をしてくるから大変だとおっしゃってました(笑) 日本人からすると信じられないですよね。うちの会社でも、(同僚に直接確認したことはありませんが)きっと皆交渉しているんだろうと思います。

 

ちなみに上記の経営者の方は、会社で日本人を募集する際、面接に来た日本人の配偶者がドイツ人だったら採らないそうです。配偶者からの入れ知恵により、給料交渉を仕掛けてくるからです(笑)

 

かくいう僕は、まだ一度も給料交渉をしたことがありません。今の会社に入社して今年で4年目になりますが、入社したばかりの頃は余裕がなさ過ぎて交渉どころじゃなかったですし、その後はコロナ禍で会社のオペレーションが制限されたので全社員等しく昇給のチャンスはありませんでした。

 

というわけで、先日の評価面談が事実上給料交渉をする最初の機会となったわけです。もちろん交渉をしたからといって必ず給料が上がるわけではありませんが、社員全員が交渉をする中、自分だけが交渉をしないとなると不利益を被る可能性があります。

 

「こいつは給料を安く提示しても文句を言わない奴だ」とナメられたり、もしくは自分の仕事に自信がないと思われるかもしれません。

 

なので今回はもし提示される給料が前年と比べて全くアップしてなかったら不服申し立てをしようと思っていました。実際、去年1年間の僕のパフォーマンスはかなり良い自負もあったので。

 

そして蓋を開けてみると、

結果は、、、

 

給料3%アップ。

 

うーん、なんとも言えない微妙な感じ。。。 正直もっと上がるんじゃないかと期待してました(笑) でも3%ということは年収にするとウン十万円にはなるし、うれしいと言えばうれしい。。

 

上司からは「君の仕事ぶりに感謝している。君を手放すつもりはない。」というメッセージをはっきりと聞くことができました。いつも雇用に不安を抱えている身としては、この言葉は何より安心するものです。所詮僕は外国人、立場は弱いので。。

 

3%というのが妥当な評価なのかどうか分かりませんが、上司から良い言葉をもらえたし、関係をこじらせたくはないので、今回は結局給料交渉はしませんでした。

でも今振り返ると、上司は甘い言葉を投げることで交渉を切り出しにくい雰囲気を作っていたのかな~と思わなくもないですね。。

 

まぁこの辺のことは良く分かりませんが、今の所生活には困ってないので、よしとしましょう。いつか酒の席ででも、給料交渉をどうやってやっているのか同僚にしれっと聞けたら聞いてみたいと思います(笑)

 

 

全然関係ないけど、Love Phantomのくだりで爆笑した↓

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