素晴らしすぎて2回観ました。
東京のスカイツリーの周辺の地域でトイレの清掃作業員として働く 男の日々を描いた作品です。 一見すると孤独な中年男性なんですが、生き方が丁寧で、 日常のささやかな喜びを大切に生活していて、 仕事も一生懸命やるし、 すごく魅力的で徐々にハマっていきました。
幸せって何なのか、ハッとするようなシーンの連続で、 自分もこういう風に生きていきたいと強く思いました。
昼間は仕事を精一杯やって、銭湯に行って、 夜は店に行ってちょっと酒飲んで、寝る前に本を読む。 たまにトラブルも起きはするけれど、、 つまるところそれでPerfectじゃないか、ということです。 何はなくとも。
色んなことをやらなくちゃいけない、 色んなことを知っておかなくちゃいけないというプレッシャーを皆 が背負ってる現代だからこそ、この映画の存在は貴重ですね。 きっとやるべきことなんて何もないんですよ、本当は。
ってか、こんなシンプルな映画をヴィム・ ヴェンダースが撮ったっていうのが良いなぁ! 巨匠なのに新人みたいな作品です(もちろんいい意味で)
個人的に古本屋で本を買うシーンがめっちゃ好きです。 ただ本を選んで買うだけなんですが、 何故かものすごく楽しそうに見える(笑)