脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ゆるふわドイツ暮らし

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

GFX100RFのコンセプト、風景カメラとして良いセンスだと思う

富士フイルムからGFX100RFが先日発表されましたね。このカメラ、以前から僕が「こういうカメラがあったら街撮りや風景撮影用に便利なのにな~」と思っていたそのままの仕様だったので、なんだか一人で興奮してしまいました。

 

※画像は全て公式HPより引用

GFX100RF | カメラ | FUJIFILM X Series & GFX - Japan

 

GFX100RF仕様

・100メガピクセル中判センサ

・レンズ一体型

・単焦点レンズ 35mm F4 (35mm判換算で約28mmに相当)

・735g(レンズ、バッテリー、メモリーカード含む) ←めっちゃ軽い!

 

僕の言葉でこのカメラを表現するなら「パースの無いシャープな風景写真を撮れる超軽量カメラ」といったところでしょうか。

 

以下の3点が特にこのカメラの秀逸な点だと個人的に思います。

 

①超多画素センサのおかげで自由にクロップできる

1億画素もあれば、もうそれはそれは自由にクロップできますよね。9種のアスペクト比で、焦点距離も4種類から選べるみたい。これは便利ですね。

そして、クロップできるということはパースを消せるということでもあります。いわゆる”圧縮効果”ですね。これが旅行で絶対重宝するはず。表現にこだわる人はこれまでは望遠レンズを持っていっていたわけですが、その必要が無くなるからです。

クロップ機能を充実させている辺りを見ると、1億画素が多くの人にとってオーバースペックであることを富士フイルム側も認識しているのでしょうね。

 

②単焦点レンズにより”高画質”と”軽量”を両立している

単焦点だけにMTFは十分に高く設計できるのでしょう(←データは確認できませんでしたけど)。きっとセンサの1億画素に追随できるよう最適化されており、開放側の収差が厳しい条件下でもシャープな画が撮れることでしょう。

 

あと軽いのも良い。F4の狙いも絶妙。富士さん、さすが。需要を良く分かってる。口径を狭めて軽量化することを優先したのでしょう。

中判というとボケ表現について語られることが多いけれど、そもそも風景カメラにボケが必要なシーンって少なくないですか? 僕はF4くらいで丁度良いと思いますね。

 

③電子ズーム(クロップ)によって深い被写界深度が保たれる

圧縮効果を狙って撮影するとき、光学ズームを使うと被写界深度が浅くなりますよね。でも(繰り返しになりますが)風景写真でぼかしたいときってほとんど無い。全体にピントが合っていることの方が重要な時の方が多いはず。

この点でも、GFX100RFのクロップ機能は重宝するでしょうね。電子ズームならレンズの焦点距離は動かないため、被写界深度が深く保たれますから。

参考) デジタルズームと光学ズームにおけるボケの大きさの違い - Photo Cafeteria

 

このカメラ、コンセプトととしてはライカQ3に近いけど、中判カメラとしては競合は今のところ見当たりませんね。旅行に行くときにとても便利なカメラであることは間違いないし、正直欲しいですがいかんせん83万円。。。ちょっと買えないなーー