脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ゆるふわドイツ暮らし

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

本)父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。_ヤニス・バルファキス_2019

 

 

この本、世界中でベストセラーになったらしいですね~。一週間くらいで一気に読みましたが、かなり良い本でした。

 

ギリシャの経済学者が書いた本です。財務大臣をやっていたこともあるらしい。

 

タイトルの通り父親が娘に語りかけるように書いた本なので、専門用語は排除されていて読みやすいのですが、、内容ははっきり言って結構難しいですよ、この本!

一読しただけだと、7割くらいしか理解してないと思います。

 

理系の方なら分かるかもしれませんが、数式の出てこない一般向けの科学本って逆に難しかったりしますよね(笑) 悪く言えばあれの経済版って感じです。裏にちゃんとした理屈があるんだろうな~、と思いながら読みました。

 

でもこの本が普通の本と違うのは、かなり志が高いんですよね。資本主義の欠点を真正面から説明しようとしている。大事なことなら、少々難しくてもごまかさない。

 

そして分かった気にはさせてくれるんですよね(笑) SF映画や神話等のいろんなメタファーを駆使しながら。そこが素晴らしい。経済ど素人の僕でもエッセンスは理解できたと思います。

 

ぶっちゃげ今の世の中に対しておかしいと感じている人は多いはず。

テクノロジーが発展して、皆が仕事を超高速に処理できるようになった。

それでも仕事はますますきつくなるばかりだし、給料は上がらないし、貧富の差も広がっている。そして何より人々が心を失っている。

 

これらは現在の資本主義経済によって起こるべくして起きている問題であることが、この本を読んで腑に落ちました。

大げさに言えば、世の中の見え方がちょっと変わったかもしれない。大の大人が読んでそう感じるんですから、ホントに結構すごい本です。。。