脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ゆるふわドイツ暮らし

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

中国企業に安易に転職するのはやめといた方がいいかも

最近は中国のTEC企業が本当に強いですね~。我々のカメラ・イメージング系の業界でも中国企業の躍進が目立っています。

 

先日中国人の同僚エンジニア(僕と同世代)と社食でダベっていた時の話。

「もし会社が傾いても、君はいつでも中国に戻って職を見つけられるからいいよね~。中国なら勢いのある会社が一杯あるじゃん?」と聞いてみました。

そうすると「いやいや、中国に戻って働くことは絶対無いよ」とのこと。

 

彼が言うには、中国企業の労働環境は常軌を逸して厳しいのだとか。(彼はそれが嫌で大学院進学時点でドイツに逃亡した)

 

まず労働時間がハンパなく長い。僕は初めて聞いたのだけれど、中国では多くの企業が「996勤務制」っていうのを採用しているらしいですね。「996」とは、午前9時から午後9時まで、週6日勤務の意。もちろん違法だし、最近では中国でも取り締まりが行われているらしいけれど、実態はそれほど変わっていないとのこと。日本の形式的な「働き方改革」と似たようなイメージでしょうか。

 

さらに仕事に要求される水準がとても高い。そしてその要求には何があっても応えなければならない。徹夜してでも、休日を返上してでも。

 

これも彼から聞いた話。最近、とある中国の巨大ドローンメーカーがとあるアメリカの巨大半導体サプライヤーのプロセッサを新規に採用しました。どちらも誰でも名前くらいは知っているであろう超有名企業です。

アメリカのサプライヤーはうちの会社とも付き合いがあるのですが風の噂で同僚の耳に入った情報によると、上記中国メーカーに対するサプライヤー側の担当者が全員入れ替わったとのこと。

 

前代未聞の話ですが、その原因は中国メーカー側が過度な要求をし続けたこと。例えばサプライヤー側が開発スケジュールの遅延を報告すると、中国メーカー側は人格否定とも取れる罵詈雑言を浴びせ、スケジュールを死守させようとしたらしい。アメリカ人がそんなことを許容するわけありませんよね。僕の予想ですがサプライヤー側が多分ストライキを起こしたんじゃないですかね。

 

実はこれと似た話を知り合いの日本人の駐在員の方からも聞いたことがあります。金曜日に開発上の問題が起きたことを中国のお客さんに報告するとすかさず「土日で問題の原因を解析して、月曜にレポートせよ」と返ってくるそうで、誰もその中国企業とのプロジェクトの担当をやりたがらないそうです(笑)

 

中国企業はなぜこのようにパートナー企業に厳しくするのか? 僕の考えだと、決してその窓口担当の性格が悪いからではありません。きっとその窓口担当は自分の上司に責められるのが怖いだけです。つまり社内に同じような厳しさとハラスメントが蔓延しているのです。これは中国人の国民性にも深く関係しているでしょう。

 

こんな話を聞くと、いくら中国が勢いに乗っているとはいえ、中国企業に安易に転職するのはやめといた方が良い気がしますね。外国人には耐えられないかも。

具体的に転職を考えていたわけでは無いですが、LinkedInで中国企業からのオファーがちょくちょく届いていて気になってはいたので、この同僚の話はかなり心に響きました(笑)

 

もちろん中には良い会社もあるんでしょうけどね。。。