オフィスで仕事をしていると、一日に2回くらい同僚同士で「コーヒー?」と声を掛け合う時間があります。別に時間が決まっているわけではないのですが、なんとなく誰かが声をかけ、そのタイミングでコーヒーが欲しい人が集まって皆でコーヒーマシンまでぞろぞろと歩いて行ってコーヒーを買ってくるわけです。
僕は(ちょっと行き過ぎた)個人主義気質の人間なので、「コーヒー?」と声をかけられると「コーヒーくらい一人で買いに行けよ!くらすぞ!」と思っていたのですが、最近は少し考えを改めました。
そのコーヒーマシンまで行って帰ってくるほんのちょっとした時間の、(いかにもドイツ人的な)意味のないおしゃべりが割と良い情報交換になっているからです。仕事のことを少し議論したり、旅行に行った感想をシェアしあったり、、、振り返ってみると結構いろんなことを同僚と話しました。
最近は「コーヒー?」と聞かれると「オフコース!」と叫んで、意気揚々とドイツ人たちの輪に加わっています(笑)
このような同僚同士のインタラクションが多いのは、うちの会社がオープンオフィスを採用しているからというのもあるかもしれません。うちのオフィスにはブースもなければデスクの間のパーティションもありません。
ChatGPTに聞いてみたところ、従来ドイツ企業はプライバシー重視のためブース型が主流だったとのことなので、うちみたいな完全オープン型はきっと珍しいのでしょう。僕は昔日本企業で働いていたので全く違和感無いですが。
同僚によると、このオフィス設計は提携している日本企業のオフィスから着想を得ているとのこと。大分昔日本に出張した偉い人が、パーティションも何もない空間で社員同士が雑談の延長のような気軽さでディスカッションをしているのを見て「これだ!」と思ってオフィス設計を真似したらしい。
確かにブース型よりオープン型の方がコミュニケーションのスピードは上がるでしょうね。僕は仕事中でもモニターで堂々と仕事と無関係な本を読んでいたりするので、その時だけはブースがあると大変助かるのですが(笑)
そういう目で改めてオフィスを眺めてみると、雑談のような、ディスカッションのような、とにかく何かを話している集団がたくさんいますねぇ。モニターや何かの機材をみんなで囲んでいたり。
単純にドイツ人は話すのが好きな人が多いですからオープンオフィスとの相性は良さそうな気がしますが、中にはブースが欲しいと思っている人もいるんでしょうか。(なんとなくソフト系のエンジニア達からは「話しかけんなオーラ」を感じる時がありますが、、、)