2020年のアメリカ映画。1時間半位の短いスリラー映画ですが充実の内容で、超面白かったです。こういうヤバい映画大好きですね(笑) うわーっ、うわーっ、って言いながら観ました(笑)
あらすじ↓
生まれつきの病気で車椅子生活を余儀なくされている娘クロエと、愛情を持って献身的にクロエを世話するシングルマザーのダイアンの話です。ある日、娘クロエはひょんなことから母親から毎日差し出されるカプセル薬に疑いを持ち、母親の目を盗んで薬局で何の薬か確認すると、なんと犬用の薬だった!それを人間が飲むと、「足が麻痺する」とのこと。。。
どうですか、ヤバいでしょ(笑) しかもこれ、現実にアメリカで昔このような事件が起きたようですね↓ 昔っていうか、2015年ですが(割と最近だな汗)
ディー・ディー・ブランチャード殺害事件 - Wikipedia
このブランチャード事件の母親は、娘に”障害者になるための手術”を何度も受けさせたり「あなたは体が弱いのよ」と嘘をつき続けて娘を洗脳し、「病弱な娘と献身的な母親」というイメージを作り上げて世間の同情を買い大量の寄付金を集めていたらしい。。
しかし娘も成長するにつれて母親が異常であることに気付き始め、最終的には恨みを募らせ母親を殺害してしまったのです。母親がキチガイならそこから逃げ出せばいいはずのに、殺して自分も捕まってしまったのは、結局親子の(歪んだ)愛情によるものなんでしょうか。。。
※ネタバレになるので書きませんが、映画の方のラストも衝撃的です。ゾクッときますよ
ちなみに僕も知らなっかたのですが、監督のアニーシュ・チャガンティ氏は前作の『Search/サーチ』がヒットし、スリラーの新鋭として一気に注目を集めた方のようです。インド系アメリカ人のまだ若い方ですね。『Search/サーチ』もすごく面白そうなので、今度観てみようかな~
チャガンティ氏はGoogle Glassを使用して撮った『Seeds』という2分半の動画↓がYouTubeでバズったのがきっかけでニューヨークのグーグル・クリエイティブ・ラボに招かれ、以降のCM制作を担当していたという過去があるらしいです。