脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ日記

2018年8月にドイツ企業に就職・移住したカメラ好きエンジニアのぷかぷか日記です。

映画)母なる証明__ポン・ジュノ__2009

母なる証明(字幕版)

 

 ポン・ジュノ監督による2009年の韓国映画。めっちゃ面白かった!100点!!アカデミー賞受賞で話題になった2019年の『パラサイト』を含めいくつかポン・ジュノ作品を観ましたが、僕的には今のところ『母なる証明』がNo. 1ですね。

 
 漢方薬店で働く母親は、純粋無垢な1人息子のことをいつも気にかけている。ある日、町で女子高生が殺害される事件が起き、警察の手抜き捜査のせいで息子が容疑者にされてしまう。息子の無実を確信する母親は、自身で真実を探るべく立ち上がる。という話。
 
 観る者をぐいぐいと引き込んでいくストーリー展開は流石と言ったところ。最後に大どんでん返しが待っています。(僕は全然読めなかったです)
 
 そして、、ラストが絶妙。
 ネタバレしないように詳しくは書きませんが、息子を守るためにとんでもない愚を犯した母親に対し、息子が"あること"を言うんです。それがどういう意味なのかちゃんと考えてみると背筋がぞーっとしますよ。。一晩経ってこの記事を書いている今でもまだ余韻が残っているほどです(笑) いやぁ、こんな映画は久しぶりだ。。ポン・ジュノ天才。
 
 最近面白いサスペンス映画観てないなーっていう人に是非お勧めしたいです!

映画)家族を想うとき__ケン・ローチ__2019

longride.jp

 『わたしは、ダニエル・ブレイク』が良かったので、ケン・ローチ監督の最新作も続けて見てみました。『家族を想うとき』は2019年のイギリス映画です。
 
 宅配ドライバーである主人公は週6日、1日14時間の過酷な労働を強いられる。仕事のせいで家族との時間が奪われ、徐々に家族の歯車が狂っていく、という話。
 
 主人公は個人事業主として宅配事業者と契約していますが(いわゆるフランチャイズ)、この契約は自由なように見えて実際には最低労働時間が保証されない不安定なもの。このような契約は”ゼロ時間契約”と呼ばれ、今世界中で社会問題になっているらしいです。宅配だけでなく、タクシーのUberや日本のコンビニ等様々な業界で広がっています。事業者としては、社員を雇う場合に比べ福利厚生を含む様々な責任を回避できるので楽だからです。
 
 主人公は宅配用の車も自分で購入しなければならず、社員じゃないので保険もなし、仕事を休んだら罰金、という厳しい状況の中でただひたすらに働き続けます。しかし、働いても働いても借金が増えていきます。。
 
 こんな生活をしている人が今世界中にたくさんいると思うと、かなり衝撃でした。。人間を単なる道具としてしか見ない現代の狂った社会が描かれています。

映画)わたしは、ダニエル・ブレイク__ケン・ローチ__2016

 カンヌで最高賞に輝いたイギリス映画。
 
 59歳のダニエル・ブレイクは心臓の病気で医者に仕事を止められるが、国の煩雑な社会保証制度のせいで失業給付を受けることができない。貧困の現実、非人道的な国のシステムを批評的に描いた作品。
 
 監督のケン・ローチは既に映画界からの引退を宣言していたのだが、世界中で広がる格差社会に警鐘を鳴らすため宣言を撤回してこの映画を撮ったらしい。
 
 規則、規則ばかりで融通の利かないお役所仕事に主人公が終始翻弄されるという内容で、観ているこっちまでイラついてしまいました。。
 
 まじで今の時代が上手く描かれている感じです。誰しもが事を荒立てないことを最優先し、どんな些細なリスクさえとらない。まして困っている人を助けるなんてバカのやること、という空気感。
 
 "わたしは、ダニエル・ブレイク"と名前付きで、役所の壁にスプレーで苦情を書きなぐるシーンがこの映画の真骨頂でしょう。このシーンに励まされた人が世の中にたくさんいるでしょうね。

コロナワクチン1回目かましてきた

 今週の月曜に職場の秘書さんから電話があって「会社の産業医の方でワクチン接種予約とれそうだけど、打ちたい?」ということだったので打ちたいと伝えると、「オッケー、はい予約とれたよ。2日後ね」とのことでした。
 
 2日後!?はやっ!!!
 
 というわけで今日、若干ひびりながら産業医がいる病院に行ってきました。打ったのはファイザー・ビオンテック製です。
 ※超余談ですが僕の周りのドイツ人は皆”ビオンテックの”ワクチンという言い方をします。”ファイザーの”ワクチンという言い方は聞いたことがありません。やっぱりビオンテックはドイツ人の誇りなんでしょうかね。。(僕の周りだけなのかは分かりませんが) ドイツ人の気に障らないように僕もずっと”ビオンテック製”で通しています(笑)
 
 当たり前ですが単なる注射なので、すぐ終わりました。その後4時間ぐらい経ちましたが、針を刺したところが若干痛いだけで目立った副反応は出ていません。2回目の接種は6週間後とのこと。
 
 聞くところによるとどうも1回目より、2回目の方が副反応は大きいようですね。同僚の中には2回目の接種で高熱が出て一日中寝込んだ人もいます。僕は念のため次の接種日の翌日を有給にしとこうと思ってます。
 
 今日注射をしてくれたドイツ人の医者は、僕が日本人だと知ると「オリンピックは不可能だ」と言いました。そんなことは明らかだ、それでも中止しないのは金の問題なんだ、とのこと。確かに医療従事者からすると今回のオリンピック開催はクレイジーとしか思えないでしょうね。

バケーションに懸けるドイツ人

 ドイツでは現時点で人口の約40%の人が(2回ともの)ワクチン接種を終えたらしいです。周りでももう打ち終わったと喜んでいる人がちらほら出てきました。早速旅行を計画している人もいます。なんか活気が戻って来ているように感じます。
 
 うちの会社の部長(ドイツ人)も「今年の夏はギリシャに行くんだぜ!」と公言して、先月半ばから先頭を切って長期休暇に入りました。まだ2回目の接種は完了していないらしいですが、フライングで出て行きました(笑)
 
 「ドイツ人(広く欧州人)はバケーションのために生きている」と良く冗談で言われますが、これはわりと本当みたいですね。彼らのバケーションに懸ける熱量はものすごいです。年に有給休暇が6週間あるため、1回のバケーションが3週間とかは普通で、長いときには1ヶ月位休みます。以前イタリア人の同僚に「今度9日間かけてイタリアを旅行して回るんだよ」と言いに行ったら、「何故たったの9日間なんだ!?」と困惑した目ですかさず質問されました。いや、そういう話をしたいのではなかったんですが。。(笑)
 
 部長はギリシャに行く前に仕事を残さないよう、猛烈に仕事を片付けていたようでした。承認が欲しい書類を部長にメールで投げたら、一瞬でサインがついて戻って来るほどでした(笑) いつもその位のスピードで仕事をしてくれると助かるのですが。。(笑)
 
 部長は責任ある立場なので仕事に差し支えがないよう気を払うけれど、普通の社員は仕事なんてお構い無しでバケーションに出ていきます。そして、その人でないと進められない仕事はそのまま放置されます。誰も休暇に出た本人を責めない代わりに、カバーもしません。その分まるっとプロジェクトのスケジュールが遅れるだけです(笑) この辺のラフさはカルチャーショックでしたね。。日本でこんなことやってたらプロジェクトリーダーが拷問にあいますので(笑)
 
 でも休暇のタイミングを完全に個人の裁量で決められるとなると、航空券の安い時期を狙って休めるのでそこが一番ありがたいところです。
 
 ところで話を戻すと、かくいう僕は一回目のワクチンすらまだ打ってません。待っていれば会社に産業医が来て打ってくれるらしいので、気長に待つことにしました。ぶっちゃげ急ぐ理由もないし。
 
 もしワクチンを打ち終わっても、すぐに旅行に行くのは躊躇してしまいます。残念なことに、"アジア人差別"というのは確かにあるようですので。僕も何度か差別に遭いました。一番危なかったのは、火のついたままのタバコを投げつけられたこと(運よく当たりませんでしたが)。僕が住んでいる辺りの田舎でもこれですから都市部はもっと危ないのかもしれないな、とか思ってます。
 
 
いつも散歩するコースには貸しボート屋があって結構繁盛している模様↓

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映画)オーディション__三池崇史__2000

 村上龍の同名小説が原作の和製ホラー。この映画は公開当時海外で大きな話題となったようで、映画祭で記録的な数の中途退出者が出た等様々な逸話があるようです(笑)

オーディション (映画) - Wikipedia

 

 妻と死別した主人公は、友人の協力のもと架空の映画のオーディションを行い、再婚相手を探そうとする。集まった女性の内の1人に心を奪われハマっていくのだが、そいつが実はめちゃくちゃヤバい女だった!!という話。

 

 ホラー大好き人間の僕でも、新たな恐怖のツボが開拓された感があります。特に女が部屋で1人、主人公からの電話を待っているシーンはぞっとした。。この映画を見て「日本人の女は怖い」と思っている外国人もいるらしいです(笑)

 

 余談ですが、昨日の夜この映画を見ている最中に、部屋の火災報知器が異音を発し始めるという怪奇現象が起きました。こんなことは今までになかったので、オカルト的なことは全く信じない僕でも「この映画見るの止めた方がいいかも」という思いが頭をよぎりました(笑) それくらいやばい映画です。(まぁ、それでも最後まで見たんですが)

※後から分かったんですが、火災報知器の電池残量が少ないことを知らせる通知音が鳴っていただけでした。いや、それにしてもタイミングよ(笑)

 

 てか、村上龍って社会派のイメージだったけどこんな訳分からん話も書くんだなぁ。。と思ってググってみたら、原作の方はもうちょっと恋愛小説の要素が強めで、映画みたいにホラーごり押しというわけではないようでした。

 

 映画は石橋凌が主演で、國村隼がその友達役で出てますが、どっちもかっこいいですよね~ こういうおっさんって歳取っても女性にモテるんだろうな~(どうでもいい感想)

岡村靖幸の『幸福』まじ名盤ですわ

 普段Amazon Musicで音楽をたくさん聴いているのだけれど、最近は”岡村ちゃん”こと岡村靖幸にハマっています。中でも2016年のアルバム『幸福』が素晴らしいです!
 
幸福

幸福

Amazon

 

 僕は80年代の人気絶頂の頃をリアルタイムでは知らない世代だし、岡村靖幸のことは正直「エロくてナルシストなキャラの、ちょっと変わったミュージシャン」位にしか思ってませんでした(ファンの方々ごめんなさい)。
 
 でも、『幸福』を聴いてガラッとイメージが変わりました。この人の音楽は普通にめちゃくちゃかっこいい。全曲を通じて、唯一無二の音が鳴っている!岡村ちゃんが天才と呼ばれる所以が分かった気がしました。何回聴いても意味が分からない歌詞も個人的に好きです(笑)
 
 ちなみに覚醒剤で捕まったりとかいろいろあったため、前作『Me-imi』から『幸福』の発売までなんと11年半も空いたらしい。『幸福』から一気に音楽性が変わっているのは、きっとこの事も関係しているのでしょう。
 
 
では『幸福』に入っている曲を少しご紹介↓
 
まず『ぶーしゃかLOOP』
たぶん23歳、たぶん、たぶん23さぁーい

www.youtube.com

 

そして『ビバナミダ』

テレビアニメ『スペース☆ダンディ』の主題歌ということらしいです(見てませんが)

www.youtube.com