脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ日記

2018年8月にドイツ企業に就職・移住したカメラ好きエンジニアのぷかぷか日記です

ドイツってどこで服買えばいいんじゃー(駄)

タイトルの通り、どこで服を買えばいいのか分からないまま、ドイツに来てから気が付けば4年も過ぎてしまいました。随分前に日本で買った無印良品のパーカー(既によれよれ)を、ずっと着続けている僕です(笑)

 

ドイツってファッションに無頓着な人が多くて、その点では楽なんですけどね。よれよれパーカーを着ていても誰も何も言いません。フランスやイタリアなんかとは大違いで、ドイツ人は地味な色合いのシンプルな服装の人が多いです。(もちろんオシャレな人も一定数いますが)

 

とは言っても今の僕の洋服レパートリーは底辺レベルでして(笑)、さすがに寒くなる前に何か買わないとまずいだろってことで昨日フランクフルトに買い物に行きました。

 

しかし結果は、撃沈でした。サイズが合わない。特に長袖シャツ。試着してみると分かるんですが、日本人には着丈や袖が長すぎるんですよ。。仕事で使えそうなかっちり目のシャツでも、なんだかだらしなく見えるんですよね。。

 

身長173cmあるんですけどね。こんなに合わないとは思わなかったです。まあ僕は痩せてるし、ドイツ人に比べると胸囲とか肩幅とかは狭いんでしょうけど。結局一枚も長袖シャツは買いませんでした。

 

行った場所はデパートのMyZeilGALERIAとその周辺の通りにあるいくつかのお店です。僕の印象ですが、フランクフルトはファストファッションとハイブランドが両極端で、あんまり買い物しやすい街ではないですね。。もうちょっと”丁度良い”店はないのかよ!?って感じでした。ユナイテッドアローズとかシップスみたいな感じの(笑)

 

一つだけ良かった店を上げるとすれば、MyZeilの中に入っているANSON'Sという店ですかね。ファストファッションよりちょいグレードが上のブランドがいくつか入ってます。ポロ ラルフ ローレン、ラコステ、カルバン クライン、トミー ヒルフィガー、、、あたりです。

 

ラコステでサイズの合うパーカーを買うことができました。昨日買ったものはこれだけです。シャツが見つからなかったのは残念ですが、かろうじて無印良品のパーカー(よれよれ)からはめでたく卒業でき、フランクフルトまで行ってよかったです(笑)

 

※あ、ちなみにフランクフルトには無印良品の店舗もあります。 一応覗いてみましたが、ここでも日本の無印良品より服のサイズ展開が若干大きいように感じました。。

 

というわけでやっぱり服は、日本で買うのが一番良いと思いました。ドイツで本格的に服を揃える事はあきらめて、日本に一時帰国した時にまとめて買ってこようと思ってます。

 

 

おまけ

昼はフランクフルト中央駅近くのラーメン屋「反橋や」に行きました。聞くところによると、割と新しい店らしいですね。珍しく海鮮系のスープで美味しかったです。

 

公式サイトのリンク貼っときます↓

ja.sorihashiya.com

デュッセルドルフ de 日本食&リラクゼーション(再)

(2022年8月19日~21日 デュッセルドルフ滞在の記録)

 

またデュッセルドルフに小旅行してきました。つい2か月前にも行ったばっかりなんですけどね。

 

ちなみに前回の記事はこちら↓

daturyoku-pukapuka32.hatenablog.com

 

コロナやら戦争やらで「そろそろいい加減やってられないな」という気分に最近なってまして、多少金がかかってもやりたいことは我慢しないという方針に切り替えました(完了形)。別にめちゃめちゃ高価な物を買うわけでもないし、数か月に一度デュッセルドルフに遊びに行くぐらい別にいいよね。

 

というわけで今回も行ってきた店を下にメモっときます。もしデュッセルドルフに詳しい方がいらっしゃったらおすすめの店を教えて下さいますとうれしいですねー!(特に美味しい中華料理屋の情報求む)

 

今回行った店(全て徒歩圏内です)

 

加賀屋(和食レストラン)

FlixBusで移動、金曜の夜にデュッセルドルフ到着。まずは「加賀屋」へ。

 

Facebook ページ: https://www.facebook.com/kagayadus

 

加賀屋はかなり評判が良いみたいで、確かに値段も高くなく味も良かったです。どの和食レストランを選べばいいか分からない人はとりあえず加賀屋に入ればハズさないでしょう。昼は定食屋、夜は居酒屋になるみたいです。

 

僕は卵とじとんかつを食べました。とんかつなんて食べたのリアルに5年ぶりくらいだったと思います。

 

Mirage(美容室)

そして次の日の朝、日系美容室「Mirage」にて髪を切ってもらいました。

公式サイト: デュッセルドルフ 日系美容室 Mirageミラージュ - Friseur Mirage

 

前回に続き2回目の訪問。前回とは違う美容師に切ってもらったんですが、やっぱり上手い!今の所、ドイツで一番好きな美容室です。

 

壁面を這うもさっとした植物が目印です。冬になったらどんな見た目になるんだろう(どうでもいいですね)

 

麺屋武一(ラーメン屋)

そして昼はラーメン屋「麺屋武一」へ。15分くらい並びました。今回はインマーマン通りの店舗に行きましたが、近くにもう一店舗あるらしいです。

 

公式サイト: Amstelveen branch | Tokyo Ramen Takeichi

 

食感は「ぬめっ、べとっ」って感じでクセが強く、「天下一品」のラーメンにちょっと似てる気がしました。昔東京に住んでいた頃死ぬほど天一にハマっていた経験から察するに、コアなリピーターが多いタイプのラーメン屋ですね、多分。

 

Wellness Lounge(マッサージ店)

そして午後はマッサージへ。今回は「Wellness Lounge」に行きした。タイマッサージのお店です。

 

公式サイト: Wellness Lounge | Die beste Massage in Düsseldorf

 

1時間50ユーロのコース。評判通りマッサージはすごく良かったですが、スタッフの話す英語が聞きとりにく過ぎて、そこだけが難点ですね(笑)

 

あと、特筆すべきはマッサージルームの雰囲気です。僕が日本人だからなのかわかりませんが、日本画が飾られた薄暗い部屋に通されて、「なんだここは?怪しい!」と思いましたが、別に怪しいことは一切行われませんでした(笑)

なんともいえない美しい音楽が流れていて、異世界にワープしたような気分でマッサージを受けられます。

 

なにわ(寿司屋)

そして夜は「なにわ」へ。なにわは「Sushi & more」店と「Noodles & Soups」店の2店舗があり、通りを挟んで並んでいます。

 

公式サイト: Naniwa

 

迷わず「Sushi & more」店に入りました。しかし、一瞬「やばい、まずい寿司が出てくるかも」と思ってしまいました。メニューに日本語表記がなく、スタッフはほとんど外国人だったからです。

 

でも、それは杞憂に終わりました。ちゃんと日本クオリティの寿司が出てきました(厨房を見ると、日本人の方が寿司を握っていました)。アサヒビールが飲めるのもGoodですね(笑)

気分が高揚したのか写真のホワイトバランスが勝手に黄金色に染まっていたぁぁあああっっ

 

おまけ

デュッセルドルフは散歩しているだけで、色んな日本語が視界に飛び込んでくる楽しい街です

日本&韓国食材店

 

ここ日本食スーパーなんですが、オンラインショップがありドイツ国内に配送しているらしいという話を美容師さんから聞きました!ちょっと今度試してみようかと思ってます。

映画)ドラゴン・タトゥーの女__デヴィッド・フィンチャー__2011

 

 

2011年のアメリカのサスペンス映画。『セブン』や『ゴーン・ガール』のデヴィッド・フィンチャーが監督です。

 

デヴィッド・フィンチャー作品はこれまで何作か観てますが、結構好きですね。やっぱりなんといってもプラッド・ピット主演の『セブン』でしょ。あの衝撃的な結末は未だに忘れられない。

 

『ドラゴン・タトゥーの女』は2時間半以上もあるのでなんとなく敬遠してましたが、昨日思い立ってみてみたら大傑作でした。ここ最近観た中では一番面白かったかも。。

 

ちなみに『ドラゴン・タトゥーの女』は、スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』という推理小説が原作らしいです。「何故アメリカ映画なのに、舞台がスウェーデンなんだ??」と思いながら観てましたが、そういうことなんですね。

 

あらすじをざっと書いてみると、、、

記者のミカエルのもとへ引退した大物実業家の老人から、自身の評伝の執筆依頼が届く。しかしこの依頼の本当の目的は、40年前に起きた親族の美しい娘ハリエット失踪の真相究明であった。この老人は、ハリエットは一族の誰かによって殺されたと信じているのだった。弁護士から紹介された敏腕ハッカー、リスベット(この女性の背中にドラゴンのタトゥーが入ってます)と共にミカエルは一族の隠された過去を探っていくのだが、やがて2人は未解決のまま迷宮入りとなっていた猟奇連続殺人事件との関連に気が付く。。。という話。

 

謎解きの要素とハラハラドキドキ感(←語彙力)のバランスが良い感じで、長い映画ですが全く退屈しませんでした。

 

そしてなんといっても見どころはミカエルと犯人が対峙するシーン。犯人は”殺人をする快感”についてミカエルに淡々と説明するのですが、このシーンがヤバすぎて体が震えました(汗) サイコスリラーとしてはこれ以上ないって程良い出来です(汗) 昔『セブン』を観て面白かった、またああいうヤバいのが観たいって方は是非『ドラゴン・タトゥーの女』も観てください。

 

あと、上にも書きましたが映画自体が長いのに加え、推理ものあるあるで登場人物が多く話についていくのが大変なので、時間があって且つ元気な時に観た方が良いです。

ドイツの車検についてまとめときますね

今月車検を受けてきました。ドイツに来て2回目の車検です。前回の車検は初めてだったこともあり良く内容を理解しないまま過ぎ去ったのですが笑、今回はちゃんと情報収集をしたので調べたことをまとめておきます。ドイツ在住の方は参考にしてください。

 

目次

 

ドイツでの車検はどこで受ける?

日本では陸運局が車検を行っていますが、ドイツではTüv(テュフ)に代表される民間企業が車検を行っています。なので”Tüv”という言葉自体がドイツでは車検を意味します。(ただTüv以外にもDEKRA等、車検を行っている民間企業は複数あります。DEKRAで車検を受けたいならDEKRAと言えば分かるはずです。)

TüvやDEKRAに行けばもちろん車検を受けられますが、近所のディーラーの検査場や修理工場でも認証を受けている場所であれば車検を受けることができます。

 

ドイツでの車検の周期は?

2年おきに車検を受ける事が義務付けられています。新車の場合のみ初回の車検は購入してから3年後です。(要は日本と同じですね)

 

ドイツでの車検の費用は?

ドイツでの車検は日本に比べるとすごく安いです。地域によって差がありますがドイツでは大体120ユーロ位(1万6千円位)で全ての検査を受けられます。日本の重量税もありません。

また、日本ではディーラー等で事前点検・整備をしてから本車検をするのが普通ですが、ドイツでは多くの場合ぶっつけ本番で車検をやります。そのためドイツでは車検で引っ掛かった部分だけを修理するので、日本と比べると修理費用も断然安いです。

 

ドイツでの車検の内容は?

ドイツの車検はHUとAUという2つのパートからなります。

HUが車検のメインの検査、つまりエンジンやブレーキ等の車両各部の電気的・機械的な検査です。AUは排気ガスの検査です。

 

車検に引っかかったらどうなる?

ドイツで車検に引っ掛かったら、該当箇所を1ヶ月以内に修理して再検査となります。1ヶ月を越えたら再度車検費用全額を払わなければなりません。

 

車検を無視したらどうなる?

ちなみに車検の期限を過ぎていることを警察に発見された場合の罰金は、超過が4か月以内なら15ユーロ(約2千円)です。安っ!(笑) もちろんその後も車検を無視し続けると罰金額はどんどん上がっていきますが。

 

はい、とここまでが車検の概要説明でした。

んで、今回もいつもお世話になっているディーラーに車検をお願いしたのですが、致命的な問題は見つからず車検自体は一発クリアしました。ただエンジンから異音がしている事を指摘され(こわっ)、エンジンのパーツ交換だけを勧められました。

 

Tüvステッカーの読み方

下の画像が更新されたTüvステッカー。

リア側のナンバープレートに貼ってあります。(汚くてすみません)

ドイツ在住の皆さん、このステッカーの読み方ちゃんと理解してますか?このステッカーは次回の車検の期限を表しています。

 

・まず真ん中の数字、「24」が次回の車検の期限が2024年までであることを示しています。ステッカーの色は年によって違います。2024年は緑に対応しているのですね。そのため警察が遠くからステッカーを見て、真ん中の数字が読み取れなくても、色で年を判別できます。

 

・2024年の何月が期限なのか、については真ん中の数字の真上を読めば良いのです。僕の車の場合、2024年の8月が期限です(つまり2年後ですね)。これも警察が遠くから見ても読み取れるようになっています。左下に黒い帯状の印がありますが、この2つの帯で挟まれた位置(12の位置)は、時計の8時の位置にありますよね。これによって警察は8月が期限であることを識別しています。

 

参考リンク)

https://routetogermany.com/drivingingermany/car-inspection-germany

https://www.iamexpat.de/expat-info/driving-germany/periodic-technical-inspection-hauptuntersuchung-tuev

https://www.discover194.com/en/tuv-inspection-germany

今年オクトーバーフェストに行くなら今すぐホテル取った方が良いですよ

僕はもう4年ドイツに住んでいますが本場ミュンヘンのオクトーバーフェストにまだ行ったことがないのです。コロナで中止になっていたからです。

 

しかし今年は3年ぶりに開催されるらしい!

ビール好きとして、なんとしてでも行かなくては!

 

こんな感じらしい↓ 行きたい! 

 

2022年のオクトーバーフェストの開催期間は9/17(土)~10/3(月)。

 

そこで僕が考えた作戦は、、、2週間のフェス開催期間中を全部有給休暇にして、その間ミュンヘンのどこかのドイツ語語学学校に滞在し、午前中はドイツ語のレッスンを受け午後はビールを飲みに行ったり観光したりする、というもの。我ながら良いアイデアだな!昼間に覚えたドイツ語が夜全部アルコールに流されて消えていく、名付けて「プラマイゼロ合宿」(笑)

 

以下、オクトーバーフェストで必要になるドイツ語フレーズの予習

・Ein Bier bitte(アイン・ビア・ビッテ) ビールを一杯ください

Prost!(プロースト) 乾杯!

Sie sind schön(ズィー・ズィント・ショーン) あなたは美しいですね

 

よーし、予習も完璧だな~(笑)

 

で、ここからが本題。

上記の作戦は7月初旬に思い付いついたのですが、その後すぐに定評のある語学学校”ゲーテ・インスティテュート”のミュンヘン校に2週間集中レッスンのコースを申し込みました。んで先週、ミュンヘン滞在時の宿を確保するために、学校から特別価格で紹介されたいくつかのホテルにコンタクトしてみたところ、全てのホテルが満室。

 

なにっ!?まだフェス開催の2か月前だろ!?

 

その後インターネットで自力で探そうとしましたが、どのホテルも満室か、空きがあっても価格がめちゃくちゃ高い。2週間も滞在したら完全に破産するレベル。

 

オクトーバーフェスト完全になめてましたね。。。ウィキペディアによるとオクトーバーフェストは世界最大規模のビール祭りであり、毎年約600万人がミュンヘンを訪れるらしいです。そして、ホテルと航空券は価格が高騰するのが常らしい。。。きっとドイツ人はその事を知っているので、もうずっと前に予約を済ませているのでしょうね。

 

というわけで、出鼻をくじかれゲーテ・インスティテュートは泣く泣くキャンセルしました。。。

 

今年、オクトーバーフェストに行く予定の方は今すぐホテルを予約した方が良いです。長期の連泊は既に厳しい状況ですが、1、2泊なら頑張ればまともな値段で部屋を見つけられるかもしれません。ホテルのウェブサイト上で満室となっていても、メールか電話で確認すれば空室があったりすることもあるらしいので、あきらめない方が良いです。自分で探すのが難しければ、旅行会社のツアーに申し込むのも手ですね。

 

※ちなみに僕はその後も粘って語学学校をインターネットで探しまくって、ホームステイという形でミュンヘンの宿を提供してくれる学校を見つけました。

ここです→ ミュンヘンの語学学校│ドイツ語留学ならシュプラッハカフェ!

というわけで計画立ち消えとなりかかりましたが、、、なんとか来月ミュンヘンに行けそうです。

本)本音で対論! いまどきの「ドイツ」と「日本」__マライ・メントライン他__2021

 

 

マライ・メントライン、池上彰、増田ユリヤの3名による対談形式で、日本とドイツを比較しながら社会や経済の問題について切り込んだ本。

 

日独の働き方の違いから、教育、社会保障、政治、環境問題への取り組み、コロナ禍の日独政府の対応まで、偏りなく公平な議論が展開されてます。この手の本にしては、かなり良い内容だと思いますね。ドイツに住んでいても知らなかったことも多かったです。

 

池上彰、増田ユリヤ両氏はさることながら、マライ・メントライン氏も鋭い知性を持った方ですね。。この方は日本在住のドイツ人で、翻訳やエッセイストなどとして幅広く活躍されているらしいですが、日本語ネイティブでもないのに日本人顔負けの難しい熟語をいきなり使ってきます(笑)

 

以下、ざっくばらんな感想。

 

まず印象的だったのは日独間の教育に大きな違いがある点。ドイツの学校での評価は、授業中の発言量と質によって決まるらしく、テストの結果は補足程度に過ぎないらしいです。なので、授業で発言しない人はその時点で好成績は得られないとのこと。(寝ている奴は一瞬で落第)

 

そして、授業の進め方も徹底的にディベート形式。大学入試も全部論述式。マークシートなんてものは存在しない。これはとにかく論理的に考える力と人に伝える力を重視しているからです。日本のように、1つの決まった正解にたどり着くようトレーニングする教育とはコンセプトが全く違います。(それゆえドイツには、塾はないらしいです。)

 

ドイツ人には議論が好きな人が多いなと感じていたので、納得がいきました。でもこんな教育のやり方じゃ、理数系は育たないのでは?と思いますがドイツって科学技術にも強いんですよねー、、この点は不思議です。

 

 

それから日独間で社会参加の意識にも大分差が在るようです。

有名な話ですが、ドイツの大学は無料です。医療費も無料。子育て支援も日本とは雲泥の差です。でも、当たり前ですがその分税金も高いです。なので、ドイツ人は皆で子供を育てているという意識を持っている。納税者であることに誇りがあるんですね。この辺がいかにもヨーロッパらしいところです。

 

一方日本は税率が安くアメリカ型資本主義に近い。金持ちには良い国ですが、その分社会保障はショボいのです。そういう国では、他人の子供のことになんて関心を持たない。どの家庭も「うちの子さえ良ければそれで良い」と考えるようになるんですね。

 

本書で紹介されていたエピソードですが、ある女性の東大生に「大学卒業後は何をするんですか?」と尋ねたらしいんですね。そうするとその女性は、「大学卒業後は専業主婦になって、母がしてくれたように自分の子供に良い教育を受けさせたい」と答えたらしい。

 

これがいかにも日本的ということらしく、ドイツで同じことを言ったら馬鹿にされるらしいです。「国立大学には国の税金がたくさん投入されているんですよ!? あなたはそのおかげで勉強をさせてもらえたのに、大学で学んだことを全く社会に還元しないのですか!?」って(笑) この辺の感覚は日本人にはわかりにくいだろうなあ。。

 

 

LGBTQのジェンダー論や環境問題への取り組みでは、ドイツは先進国とみなされていますが、それが行き過ぎて生きづらくなっているという話も興味深かったです。

 

例えば、ドイツでは「環境にやさしい家庭用電力プランを選択している」ということが一種のステータスになりつつあります。普段の会話の中で、「あなたの家庭はどの電力プランにしているの?」とか普通に聞かれるらしく、そこで原発の割合の高いプランを選んでいたりすると恥ずかしくて言えなかったりするらしい(笑) つまり環境問題が、”意識高い系”の人達がマウントをとるための道具になっているわけです。

 

最近良く話題になるビーガン(完全菜食主義)にしても同じ。普通のベジタリアンと比べて環境にやさしいという点で、ビーガンがステータスになっているのです。(日本でも芸能人とかインフルエンサーがファッション感覚でビーガンを名乗ってますよね。)ゲイの友達がいることをアピールしたがる人達も同じ心理です。自分の先進的な時代感覚をアピールしたいわけです(笑)

※もちろんそうじゃない人もいますが

 

マライ・メントライン氏が何度もこの”意識高い系”の人たちの話をするので、多分ドイツの最近の風潮に相当うんざりしているんだろうと思います(笑) でも、意識高い側への同調圧力が強まれば、結果的にジェンダー問題や環境問題は改善されていくのだから、良いことと言えば良いことですよね。。。(笑)

 

 

とまあ、思い付きで適当に僕の感想を書きましたが、本書で扱っている話題はもっともっと多岐に及んでいるので、興味のある方は実際に本を手に取ってみてください。

映画)カメラを止めるな!__上田慎一郎__2018

kametome.net

 

製作費300万円の低予算映画でありながら、SNSの口コミ効果で全国公開へと拡大し、チケット売り切れが起きる等社会現象にまでなった本作『カメラを止めるな!』。昨日唐突に思い立ってamazon primeで観ました。時代遅れも良いところですが(笑)

 

うん、面白かったですね。良くできてると思います。

 

番組プロデューサーから「ワンカット生放送のゾンビ映画を撮ってくれ」という無茶振りをされた映像監督がスタッフと共に撮影に挑むが、案の定トラブルが起こりまくる、という話。

 

本編の序盤で完成した(ぐだぐたの)ゾンビ映画が劇中劇として流れ、その後の後半にかけてはスタッフ達がどのようにそのゾンビ映画を撮っていたのか種明かしをする、という二段構成になってます。

 

まずもって『カメラを止めるな!』の特筆すべき点は「構成の緻密さ」ですね。序盤で流れるゾンビ映画はB級もいいところで、演技も映像もひどいです。(手振れで酔うくらいひどかった)

観ている側は「なぜこんなにグダグダなんだ!?」という思いに駆られるのですが、ここで観るのを止めないで! ゾンビ映画の中で起きることの全てに理由があり、張られた全ての伏線は後の種明かしパートで見事に回収されますので。つまりスタッフはトラブルの連続の中必死で撮影をつないでいたわけですが、、、ホント爆笑ですよ(笑) 

 

そして『カメラを止めるな!』のもう一つの魅力は俳優の演技が抜群に良い点です。ゾンビ映画の中ではB級感を出すために、「演技がヘタな俳優」を敢えて演じているんですが、その演技が凄く上手いんですよね~ 

 

『カメラを止めるな!』は映像制作系の専門学校の企画の一つとして撮られたそうで、起用されているのは皆無名の俳優ばかりとのことで驚きですね。。

 

結局のところ、いかにも”インディーズのB級映画”の仮面を被っておきながら、蓋を開けてみると全てが超ハイレベルで良くできた映画だったからそのギャップが見事にハマったんでしょうね。