脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ雑記帳

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

本)顔面麻痺_ビートたけし_1994

 

 

Amazonで1円で買った本なのですが、素晴らしかったです(笑)

 
バイクですっ転んで、顔が半分潰れて、、それで顔面麻痺の手術を医者に勧められるわけだけれど、同じ状況に置かれた人ならほぼ全員が受けるであろうその手術をビートたけしは拒否した。
その理由や考え方には流石だなと思うところがあります。(説明不能なので気になる人は、自分で読んでください)
 
いや頭で考えるというより、大事な物事ほどこの人は動物的な勘で決めている。そうそう、この本で何度も何度も繰り返し主張されているのが直感の大切さですね。
 
入院中は「あの時事故で即死していれば楽だったのに」と思ったこともあったらしいですが、そこからメラメラと復活して、最終的に顔面麻痺でもなんでも引きずり回して生きていくという覚悟を決めます。
 
そして実際退院後も良い映画作り続けて活躍してるんだからビートたけしって本当にすげー人だよな、、、
 
この本の中で、もし人間に痛みというものがなかったら皆が「めんどくさいから死ぬか」みたいな軽いノリでバンバン電車に飛び込んじゃって困るから神様は痛みを人間に与えたんだろう、という話が出てきてとても面白いと思いました。つまり「神様は基本的に人間に生きて欲しいと思っている」と。ふーむ、考えれば考えるほど訳が分かりませんね。