脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ雑記帳

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

ビザ到着&タイに戻ってきました

今週頭に無事ドイツの就労ビザがパスポートとともに実家に届きました。長かった。なので一昨日、荷物を残していたタイのアパートに引っ越し準備のため帰って来ました。雇用先とやり取りしている感じだと、今月末にはドイツに引っ越しをし、勤務開始となりそうです。

 

 これまでビザ待ちで実家にいた2か月間は、毎日毎日両親と晩酌をしていました(笑)というか私が酒を飲みたいかどうかに関わらず、夕飯の食卓に座ると手の中にすっとビールの注がれたグラスが滑り込んでくるのです。毎度毎度同じことが起きて、まるで磁石のN極とS極が引き合うような普遍的自然現象のようでした。少しの間会話に気を取られて、ふとグラスに目をやると、あら不思議、ビールは必ず満タンにチャージされています。毎日の晩酌は両親にとってはこれまで連綿と続いてきた習慣のようなのですが、今回の帰省で私まで軽度のアルコール中毒になってしまったらしく、タイに戻ってきてから2日間酒を飲まずにいると体調が悪くなりました(笑)そこで先ほどからタイで有名なシンハービールを飲んでみているのですが、みるみるうちに体調が良くなってきています。この文章を書きながら目のかすみまでとれてきた。どうなっているのでしょうか(笑)

 

 最近ドイツへの渡航準備の関係でメールのやり取りをしているある方のメールアドレスに“Dreams come true”という綴りが含まれていて、大の大人のアドレスがこんなのってなんかいいなあと、その方からメールが来るたびに思っています。その方は私と同じ領域の先輩エンジニアで、実際に数々の大きな成果を上げられてきており、夢を持ってこの分野に飛び込みこれまで情熱的に仕事をされてきたのでしょう。いっそのこと私も同じアドレスにしてみようか。“Dreams come true”に対して“Dreams come true”でメールを返す。ふざけていると思われるだけですね(笑)

 

 タイは現在雨季にあたり、スコールが断続的に降り続いています。あと少しでこの国ともお別れなのだと思うと、見慣れたバンコクの街並みが胸に迫りくるようで、これまでよりもよく見えるような気がします。屋台に並んだ色とりどりの果物、だらりと舌を出して休んでいる野良犬、駅脇の舗道で歌うミュージシャン。昨日はギターを持っていないのに腕を振りながら(つまりエアギターで)歌っている少年がいました。彼はその歌で小金を稼いで、ギターを買うつもりなのでしょうか。

 

一日中誰とも口を利かず(利きたくても利く人がおらず)、雨に濡れた街を歩いてみては、喫茶店に入りC言語プログラミングを勉強する。数週間の後に始まる未知なる新生活を前に、不安混じりの期待と若干の寂寥が同居した奇妙な日々を過ごしています。

 

今はやるべきことをやろう。明日も。

Dreams come true、寝る前に唱えています(笑)

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