先日ちょっと日本に帰国してまして、そのついでに買ってきたものがあります。
その名も「Kenko ホワイトミスト No.1」。
ケンコー・トキナーのソフトフィルター(光をにじませ写真の雰囲気をソフトにするフィルター)ラインナップの一つとして、2022年11月に発売されました。このフィルターを使えば誰でも簡単にオールドレンズのような味のある写真を撮ることができるらしい。。。
ということで本記事では、ホワイトミストNo.1を作例を交えて紹介してみます。
目次
ホワイトミストNo.1とは
ホワイトミストNo.1とはどんなフィルターなのか?
以下、公式サイトより引用。
ホワイトミストNo.1は、ハイライトとシャドウのコントラストを抑え、全体を淡い色調にしつつ、ほんのりと柔らかな描写にします。逆光時にはオールドレンズのフレアのように、光に包まれるような拡散効果が得られます。お持ちのレンズでオールドレンズテイストな描写を楽しむことができます。
つまりこのフィルターをレンズに取り付ければ、商品名の通り白いかすみがかかったような趣ある写真が撮れるんです。
ひとまず同じ被写体で、ホワイトミストフィルター有無での比較をしてみます。
※カメラはソニーα7III、レンズはFE20mm F1.8Gで撮影しています
フィルター有の場合は太陽の光が柔らかくにじんで、幻想的な雰囲気になりました。これがオールドレンズ風ということなのでしょうが、僕はオールドレンズを持っていないため良く分かりません(笑)
ちなみにケンコー・トキナーからはいくつかの種類のソフトフィルターが発売されており、ホワイトミストと対になるフィルターとして”ブラックミスト”も発売されています。ブラックミストではより黒が引き締まり映画のワンシーンのようなシネマチックな写真が撮れるということです。
作例(逆光、半逆光シーン)
近所で散歩がてら、ホワイトミストフィルターを使って撮影してみました。以下は全て、光の拡散効果が大きく表れる逆光、または半逆光シーンでの作例です。
単なる道端の写真でもいい感じの味わいが出る。。
スナップにはもってこいですね
逆光下でもっとボカして撮りたいなら、ホワイトミストとNDフィルターを重ねて使うのが良いのかもしれない(残念ながら僕はNDフィルターを持っていないのだが)
ゴーストが発生することもあり、これがいかにもオールドレンズっぽい(らしい)
点光源のにじみがきれいなフレアになる。夜景撮影とも相性が良さそう
はい、作例は以上です。
率直に言ってこのホワイトミスト、買って正解だったと思いましたね。ただレンズの先端に装着するだけでなんか写真がうまくなったような気になれるのが大変すばらしいフィルターです(笑) 本当は誰にも教えたくないですね!(笑)
ちなみにボケを大きくして撮影すると、ホワイトミスト効果がより強調されるように感じました。ポートレートなんかにも合いそうなフィルターですね。
おまけ 順光シーンには影響しない
最後におまけです。順光シーンでのホワイトミストフィルター有無の比較です。
フィルタ有無で違いはほとんど無いですよね。もちろんシーンによってはフィルタ有だと順光でも少し色がかすんだりはしましたが、気にならない位のレベルでした。とても安心して使えるフィルターだと思います。