脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ雑記帳

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

シャワー無し!ネット無し!一泊二日トルクメニスタン「地獄の門」ツアーはリアルに地獄だった

2023年9月16日~9月22日 ウズベキスタン&トルクメニスタン旅行の記録

タシケント(1泊)→サマルカンド(1泊)→夜行列車(サマルカンドからヒヴァへ)→地獄の門(1泊)→ヒヴァ(2泊)

 

先月、中央アジアに位置するウズベキスタンとトルクメニスタンを1週間かけて周遊してきました。

今回はトルクメニスタンの人気観光スポットであるガスクレーター”地獄の門”ツアーについてまとめます。

 

その前にトルクメニスタンってどこだよ、って感じですよね(笑)

 

ここです↓

 

ネットで検索すると分かるのですが、トルクメニスタンはとてもヤバイ国です(笑)

特徴をまとめると、

・「中央アジアの北朝鮮」と言われる程の独裁国家

・厳しい情報統制(ネット規制)

・厳しい入国管理

みたいな感じ(笑)

 

この管理体制の厳しさのおかげで、トルクメニスタンは現在までコロナウイルス感染者が一人も出ていない世界で唯一の国らしいです。。。。

 

参考) 【こんな国あります!!世界の秘境】謎に満ちた独裁国家?トルクメニスタンとは? - ファイブスタークラブ

 

トルクメニスタンは基本的に自由旅行は認められておらず、旅行会社を通じて入国日程を事前に提示しなければ、入国管理局の許可が下りません。ですので基本的にトルクメニスタンには旅行会社のツアーで入国することになります。

 

今回はウズベクフレンズの一泊二日地獄の門ツアーを利用させてもらいました↓ 友達と二人で参加したのですが、ツアー代金、入国諸費用、現地での雑費の全部込みで一人おおよそ600ドルぐらいかかりましたかね。

uzbek.jp

 

※現地の旅行会社に直接コンタクトした方が安いかもと思い、ウズベキスタンのUzbek TravelとAdvantour、トルクメニスタンのOwadanにも問い合わせをしましたが、結局費用はどこでもそれほど違わなかったので、問い合わせ対応の早かったウズベクフレンズに決めました。何かあった時に日本語で助けを求められると思ったのも理由のひとつです。(現地のガイドは結局どこの会社でも英語になりますが)

 

実際書類の準備や現地での対応は非常に良く、食事も美味しかったのでウズベクフレンズにお願いして良かったと思っています。

旅自体は非常にハードでしたが。。。。↓

 

まず朝8時半にウズベキスタンのヒヴァでドライバーにピックアップしてもらい、トルクメニスタン国境で手続き(割に時間かかる。。)して入国後、ランチタイムまでは国境付近にある「クフナ・ウルゲンチ」を観光しました↑ 

クフナ・ウルゲンチはかつてのシルクロード最大の都市で世界遺産に登録されています。

クフナ・ウルゲンチ→地獄の門、はツアーの定番コースのようですね。

後ろ姿はトルクメニスタン人のガイドさんです。

 

レストランでローカルフードを食べたら、いよいよ地獄の門のある「ダルヴァザ」へ出発!砂漠の中を車でおおよそ6時間走り続けます。(ちなみにトルクメニスタンの国土の約85%は砂漠らしいですね。)

この移動が超ハードでした。。。道が穴だらけで、ずっとバウンドし続ける車の中に6時間。腰痛持ちや酔いやすい人にはおすすめできないツアーです(笑)

あ、あともちろんインターネットには接続できませんよ。。砂漠の中なので。

 

道中ラクダやヤギにたくさん出会いました

 

巨大クレーター”地獄の門”に到着。着いた時にはもう21時前だったと思います(多分)。

疲れてましたが、テンション爆上がり。

 

想像以上にでかかった&熱かった!

直径は約70mあり20mmの広角レンズでも全景を写し取ることはできないほど。

このクレーターは1971年に天然ガスの発掘調査中の事故で偶然できたもので、信じられないことにそれ以来50年間この炎は消えることなく燃え続けています。

 

ガイドさんはとてもアグレッシブな方で、我々を崖のギリギリのところに立たせてくれました

 

一応柵はありますが普通に乗り越えて入っていいみたいでした。

ガイドさんによると昔このクレーターに転落したロシア人がいるらしいです。。(奇跡的に一命はとりとめたらしいですが)

 

ツアーの案内に「夜は地獄の門付近でバーベキューを用意させていただきます」と書いてあったので、クレーターの火でソーセージとか焼くのかなぁとかアホなことを考えていましたが、そんなことは不可能です(笑)

 

魚眼レンズがあれば、このような全景写真が撮れます(友人撮影)

 

このようなトルクメニスタンの伝統的な住居に宿泊しました。

あ、もちろんシャワーはありませんよ(笑)

トイレは一応ありましたが電気が付かなかったので、外でしてました。本当ひでえな(笑)

 

そして次の日、我々はまたウズベキスタンのヒヴァまでもと来た道を引き返すわけですが、国境が昼頃に閉まってしまうということで、朝4時半に起床して準備しすぐに出発しました。多分3時間くらいしか寝てない(笑) しかも帰りはぼこぼこの悪路のせいでついに車のタイヤがパンクするトラブルまで起きました。。(良くあることなんでしょうか、ドライバーが慣れた手つきでスペアタイヤに交換しました)

 

行って良かったけどもう二度と行きたくない、そんなツアーでした(笑)

帰り道に見えた朝焼けは綺麗でした↑ 

 

一応動画も撮ってきました↓

youtu.be

 

補足

・ガイドさんによると、トルクメニスタン政府の意向で2023年一杯でクレーターの見学が出来なくなるようで残念ながら地獄の門ツアーは終了してしまうそうです。なので行きたい方は今年中に大急ぎで計画するしかないです!

 

・残念だったのはまだ日があって明るいうちの地獄の門を見れなかったこと。クフナ・ウルゲンチ観光に時間を使いすぎて到着が遅くなったのが原因でした。

もしこれから地獄の門に行く方は旅行会社へ事前にタイムスケジュールのリクエストをしておくことをおすすめします。