脱力系ぷかぷかドイツ日記

省エネぬくぬくドイツ暮らし

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

ウクライナvsロシアの戦争でドイツはどんな影響を受けるのか

今『存在の耐えられない軽さ』という小説を読んでいるところで、これが旧チェコスロバキアの民主化運動(いわゆるプラハの春)を鎮圧するためにソ連が軍事介入した事件を扱った話なんです。本当にたまたま手に取った本ですが、タイムリーにロシアがウクライナに攻め入ったもんだから、ぶったまげました。。小説の中で描かれていることが現実に起きたような不思議な気持ちでニュースを見てます。。(軍事攻撃は今回の方がチェコスロバキアの時よりずっと激しいのですが)

 

社会主義が失敗に終わってソ連が崩壊したあと、ロシアは自由経済化したわけだけれど、国の統治のあり方は共産党独裁の頃からそれほど変わってないという印象を受けます。未だにロシアの国営放送は情報統制されていてプーチンに有利な情報しか流してないらしく、田舎に住むテレビしか見ないおじちゃん・おばちゃん達はプーチンを支持してるんだとか。。こんな時代に信じられん。。インターネットを見ろよ(笑)

 

聞くところによると、ロシア兵もプーチンの独断による決定にしぶしぶ従っているだけで、ウクライナ侵攻にそれほどやる気がないらしい(笑) 軍事演習だとニセの連絡を受けて、訓練だと思い込んだまま戦争に参加されられているロシア兵もいるのだとか。。。ロシアが苦戦しているのはこういう背景もあるらしいです。もう誰が被害者なのか良く分かりませんね。(情報ソースはひろゆきのYoutube配信です(笑) 真偽のほどは不明ですので注意)

www.youtube.com

 

そして、ここドイツにはどんな影響があるのか?

 

今の所の可能性として濃厚なのは、電気代とガソリン代が上がること。なぜなら天然ガスと石油に関しては、ドイツはロシアからの輸入に頼りまくりだからです。

 

そもそもニュースで言われている通り、去年から欧州全体で電気代とガス代が上がっている状況です。コロナ禍からの回復による急激な需要増加のためと言われてます。ロシアへの経済制裁で輸入が止まれば、ドイツにとってはかなり痛い追い打ちです。最悪、計画停電をせざるを得ないかもしれませんね。

 

ドイツは福島の原発事故以降”脱原発”路線で頑張っていて、今年中に国内の全原発拠点を停止する予定だったんですが(普通にすごい)、現在ロシアの件を受けてその期限を延期する可能性が浮上してます。

 

さらに環境先進国であるドイツは”脱炭素化”のため、2030年までに石炭火力発電も止める計画になっています。その後は電力の大部分を、風や太陽光等の「再生可能エネルギー」でまかなうらしいです。この件についても本当に実現可能なのか、今後議論の焦点になるでしょう。

参考)ESG Weekly: 欧州が直面するエネルギー危機、脱原発巡る分断浮き彫り - Bloomberg

 

ちなみに電気料金の価格改定があるときはいつも電力会社からドイツ語の手紙がくるんだけど、読むのだるくていつもノールックです(笑) なので実は今自分がどのくらい電気代払ってるのか知らないんだよね(笑) この調子だと今年電気代が爆上がりしても気が付かないだろうな(笑)