脱力系ぷかぷかドイツ日記

省エネぬくぬくドイツ暮らし

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

本)会社のことよくわからないまま社会人になった人へ_池上 彰_2022

 

 

会社のことよく分からないまま10年以上社会人をやってきたので読んでみました(笑) 会社の成り立ちに関する基本事項に加え、SDGsや働き方改革等最近の話題まで解説されています。

あまり詳細に入らず簡潔に大枠をまとめた本なので、この本に書いてあることくらいは会社員なら知っておいた方が良いでしょうね。僕は知らないことも結構一杯出てきましたが(笑)

(あと、この本は主に就活中の学生や新卒社会人に向けて書かれているので、会社員の心構えを説く章があったり、「さすがにアラフォーの俺にその解説はいらねーよw」って思う部分もあるにはありました)

 

以下ざっくばらんな感想。

 

・「会社には大きくなる性質がある」という話、面白いと思いました。例えば少人数で始めたベンチャー企業の場合を考えると、創業当時は若かったメンバーも10年、20年と時が経つにつれ、結婚したり、子供ができたり、人生のステージが変わっていきます。そして歳とともに体力も衰えていくわけです。

そう考えると、いつまでも「平社員」で「安月給」というわけにはいきませんね。しかし小さなベンチャーの場合、社長、専務、部長くらいがいればそれで充分。あとは平社員です。マネージャーポジションを新たに設けて昇格のチャンスを社員に与えるには、支社を増やすなりして会社の規模を大きくするしかないのです。そうしなければ創業時から一緒に頑張ってくれた仲間の恩に報いることができないのですね。

 

これ言われてみれば当たり前なんですが、今まで気が付きませんでした。

おいしいラーメン屋が2店目、3店目と店舗を増やすと味がどんどん落ちていくじゃないですか? 僕は「なぜ店舗を増やすのだろう?本店だけでいいじゃないか。馬鹿だなぁ」と思っていたのですが、裏には規模を拡大しないといけない事情がちゃんとあるのですね。

 

・日本的経営(終身雇用、年功序列)が一概に悪いとは言えない、という話について。日本的経営にもメリットはあって、それはつまり「短期的には成果が出ないかもしれない難しい仕事にチャレンジできる」ということでしょう。

例えば、社員Aは毎週何らかのアウトプットを出して会社に貢献している。一方、社員Bは10年間何のアウトプットも出せなかった。しかし10年後長い試行錯誤の末にとうとう世界を変える大発明をした。会社は社員Aと社員Bのどちらが優れた社員か正しく評価できるでしょうか?

 

アメリカ式の成果主義は一見公平なような気がしますが、上記の例の場合社員Bは途中でクビになってしまうでしょう。そして社員Aが評価されるのであれば、皆が短期的にアウトプットを出せそうな仕事にばかり飛びつくことになるでしょう。これでは会社は競争力を損なうはずです。

 

成果主義が広がる昨今、世界中の会社員がこの問題に苦しんでいるのではないだろうか?という気がします。「俺はデカいことをするんだ!」みたいな若い人は本当にいなくなりましたよね。どこの会社も社員Aのような人ばかり。。。

 

そして社員Bを守れるのが”日本的経営”。「たとえうまくいかなくても会社は自分を守ってくれるはず」という後ろ盾がないと、誰も難しい仕事に挑戦できないのは当然のことです。戦後の日本の経済成長はこの日本的経営がベースになければ成り立たなかったでしょう。安易に成果主義を導入するのは考え物ですね。

 

・アメリカで始まった社外取締役の制度が最近は日本でも取り入れられているようですね。僕が働いているドイツ企業も同様で、取締役だけでなく部長などの管理職も社外から雇われることがあります。

社外から部長を雇えばその部長は人間関係のしがらみを気にせずズバズバと改革を実行できるというメリットがあるのですが、逆に言えば部長が無能だった場合会社側は情に縛られることなく即クビにできるということでもあります(笑) 2018年に僕が入社面接でドイツを訪れた時、面接をしてくれた部長はその数年後に突然姿を消しました(笑) あれはカルチャーショックでしたね。今頃どこで何をしているのだろう。。?

成果が出なければ即終了のハイリスクな契約なのだから、リターンもさぞかし大きいのでしょうね。。

 

・労働組合の委員長だった人が社長になっている会社は危ない、という話について。さすが池上彰、良く考えてるなぁ!

つまり取締役(経営陣)に問題提起するのが労働組合なのに、労働組合の委員長になることが出世コースになっているということは、労働組合と取締役がズブズブで労働組合としての役割を果たしていない可能性が高い、ということ。これでは社員が搾取されてしまいますね。

この点は就職・転職する前に是非チェックしたいですね~

Insta360 Link 2C買ったついでにデスク環境紹介(PC2台持ちの方必見)

Insta360から9月24日に発売されたWebカメラ「Insta360 Link 2C」買いました!

2万5800円。やっぱり4KのWebカメラは高いな~とは思いつつも熟考の上買いましたが、結果大正解でした。いい買い物したと思ってます。

 

購入の決め手となったのは

・1/2インチの大型センサ

・4K対応

の2点。

これまで僕はLogicoolの古~いWebカメラを10年以上の長きに渡って使用してきましたが、Link 2Cの画質と比べると雲泥の差ですね。びっくりするほど違います。

 

普段Microsoft Teamsを使ってWeb会議をしていますが、Link 2Cに替えてからは僕一人だけ画質が良すぎて周りから浮いているほどです(笑) 会議中に参加者から「画質良いね」と褒められたこともあります。

 

※ちなみにMicrosoft TeamsやZoom等のWeb会議ツールは基本的に4Kには未だ対応していないのですが、それでも大元の映像が4Kで出力されていると画質はずっと良くなるようです

 

今回Webカメラを選ぶに当たってガジェット系YouTuberさん達の動画がとても参考になりました。というのもWebカメラって選ぶの難しいんですよね。スペックを比較することはできるけど実際に使ってみるまでどんな画質なのか結局分からないので、結構ギャンブル的な要素が強いんですよね。。

 

特に気になるのは、部屋が暗いときや逆光状態で自動露出調整ががどのくらい優秀かだと思うんですが、店頭でもそれは試せないですし。

この辺りを細かくレビューしてくれてるYouTuberさん達には感謝です。おかげで購入に踏み切れました。特に自作PC女子みささんの動画はとても役に立ちました↓

www.youtube.com

 

 

というわけでLink 2Cに興味がある方はYouTubeを観て頂くとして、本記事では僕の自宅のデスク環境を紹介したいと思います。

Link 2Cを設置した現状の僕のデスクはこのようになってます↓

最近はあまり出社せず自宅でリモートワークをすることが多いため、会社用ノートPCと家用デスクトップPCの2台を使って作業しています。リモートワークが広まってからはこういう方って多いはずですが、そんなPC2台持ちの方におすすめなのが周辺機器をドッキングステーションとUSB切替器で接続する方法です。

 

僕のデスクの場合、各デバイスは下図のように接続されています↓

とても複雑なようですが、ポイントは2つだけ。

 

1つ目のポイントは、USB Type-Cのドッキングステーションを導入すればノートPCを外に持ち出す時ケーブル1本の抜き差しだけで済むようになる点。

僕が使ってるのはDellのドッキングステーションです↑

ドッキングステーション | Dell 日本

 

オフィスに出社する時、いちいち会社用ノートPCに接続されている周辺デバイスのケーブルを全部抜き差ししないといけないのは面倒ですよね。僕の場合、モニター、キーボード、(ワイヤレス)マウス、Webカメラ、外付けHDDと5つの周辺デバイスがPCに繋がっているのでかなり大変です。

それらをドッキングステーションを使えば1本のケーブルにまとめられるわけです。USB Type-Cなら電源供給もできます。

 

2つ目のポイントはUSB切替器を導入すればボタン一つで周辺デバイスの接続先PCを切り替えられる点。

僕が使ってるのはUGREENのUSB切替器です↑

 

PC2台持ちの方は、知らぬ間にマウスやキーボードが机に2つずつ転がっている、なんてことになりがちですが、USB切替器を使えば1つのデバイスを2台のPCで共用できるようになるので机の上がスッキリしますよ。

僕は仕事は会社用ノートPCで、プライベートな作業や処理の重い作業はより性能の高い家用デスクトップPCで、と切り替えて作業しています。一日の中で何度か切り替えることもあるので、USB切替器はとても便利です。

 

 

いかがでしょうか? 僕はこれが今のところPC2台持ちの場合の最適解だと思っているのですが、もっと良い方法があればコメントで是非教えてほしいです。

本)パッキパキ北京_綿矢りさ_2023

 

 

Xで吉本ばななが勧めていたので、読んでみました。

 

金目当てで年上男性と結婚した36歳元ホステスが、北京で単身赴任中の夫と一緒に暮らすために中国に渡り、明るくテキトーに生きていく話。

 

小説なので基本的にフィクションなんですが、北京の生活の描写はかなり詳しく、現実に沿って綿密に書かれています。著者自身の中国滞在経験を生かして書かれたということです。駐在等でこれから中国に行かれる方は事前に読んでおくと、何よりも良いガイドブックになるかもしれません。

 

作中では主人公の精神的なタフネスにフォーカスされています。彼女は中国語も話せないし、現地に夫以外の知り合いがいるわけでもないのに、朝から晩まで遊びまくって楽しんでいるわけです。ローカルのレストランに一人で入っていったり、現地で知り合った大学生カップルと翻訳アプリで会話しながら小旅行に出かけたり。。。この明るさ、神経の太さに読者が元気付けられるような小説です。

 

あと、魯迅とかいう中国の作家が小説の中で書いた「精神勝利法」の話がしきりに登場しますが、これをどう思うかですね。

以下、本文より引用↓

例えばすごく努力して何かの分野で一流で、人気もあって金もある、性格も良いしモテる男が「いや、僕なんかまだまだ。僕よりもっとすごい人なんて、この世にたくさんいますから」と謙遜じゃなく心から思ってて、日々努力して研鑽してるとしたら、残念ながらそいつは完敗している。「私って負けず嫌いなんです」とか言いながら食事も快楽も節制して誰よりも美しくて、ろくに休まず社会で活躍してる人間も、かける言葉も無いほど痛ましい人生の敗者だ。素の自分を、いつまでたっても認めてあげてないからだ。

反対に自他共にどうやっても認めざるを得ないほど社会の底辺に属してて、毎日イヤなことや辛いことがひっきりなしに起こってても、そいつがニヤニヤしながら「おれは敵などいない。全知全能の神だ」と心から言いきれるなら、こいつはもう、完全に勝利している、一番偉く、一番進化した、一番コスパの良い人類だ。

 

これ僕は一理あると思いますね~ 現代人が忘れかけているメンタリティだと思います。

オスロうろついてきた

2024年9月22日~9月27日 ノルウェー旅行の記録

スタヴァンゲル(2泊)→オスロ(3泊)

 

前回のプレーケストーレンに続き、今回はオスロ編。

僕にとっては初の北欧旅行だったこともあり、「地球の歩き方」の電子版を買っていきましたがかなり役に立ちました。この北欧最新版、良くできてます。北欧観光についてはネットで検索してもあまり日本語の記事が出てこないのですが(←多分物価が高くて行く人が少ないから)、この本さえあれば重要な情報は全て網羅されています。

 

以下、オスロの街を歩いてみた感想。

 

クレジットカードが完全に普及していてどこでも使える。逆に支払いはカードのみで現金が使えない店があるほど。今回現地通貨を持たずに観光しましたが、全旅程を通じて一度も現金が必要になることはありませんでした。こんな旅行は初めてでしたね。

※アメリカみたいにチップ用に現金を持っておく必要もありません

 

物価がめちゃくちゃに高い。例えばスーパーの500ミリリットルの水は一番安いのでも20クローネ(約275円)。レストランで夕食をとると、ビール1杯とメイン料理(一人前)だけで余裕で5千円は超えます。

 

・電気自動車だらけの街、完全バリアフリーの駅、人々の高い英語力、良好なWifi環境、斬新な建築、自然と融合した美しい都市設計、、、まさに超先進国!

 

人当たりが非常に良い。バスの運転手でさえ親切で機嫌が良いのドイツと全然違う(笑) ノルウェーが世界幸福度ランキングで上位にいるのも納得。皆幸せそうに見える。

 

オスロ空港。光の使い方が上手で、いかにも北欧らしい雰囲気。

 

オスロ中央駅周辺

 

オスロのメインストリート「カール・ヨハン通り

 

再開発が目覚ましいビョルビカ地区 

 

2020年にオープンした公共図書館

 

学生が熱心に勉強していた

 

2021年にオープンした新ムンク美術館

 

アプリをダウンロードすれば日本語ガイドをスマホで聴けるのですが、イヤホンは貸してくれないので自分で持っていったほうが良いです

 

 

太陽』。めっちゃでかかった。

暗くて辛い絵が多いムンクですが、精神病院から退院しオスロ郊外で過ごした晩年期はこのような明るい作風がメインとなったそう。

 

オスロフィヨルド周辺

 

オスロ市庁舎

 

オスロ市庁舎では毎年12月にノーベル平和賞の授賞式が行われています

 

ノーベル平和センター(中見てないけど)

 

オスロ・コンサートホール

オスロ・フィルハーモニー・オーケストラ観てきました。指揮者はまだ20代の若い人でクラシックの伝統をぶち壊さんばかりの(?)派手なパフォーマンスが印象的でした。

Bartók’s most popular orchestral work | Oslo Philharmonic

 

エーケベルグの丘から見えるオスロの夜景。夜11時位に行ったので寒かったけど、その分光が綺麗に見えましたね。GorillaPodを手すりに巻き付けてなんとか写真撮りました(笑)

 

フィヨルドとハイテク都市が一体化している

一人でプレーケストーレンに登ってきたので、写真&服装とか行き方とかのまとめ

2024年9月22日~9月27日 ノルウェー旅行の記録

スタヴァンゲル(2泊)→オスロ(3泊)

 

先月ノルウェーに旅行に行ってきました~

ノルウェーといえばフィヨルド。

フィヨルド観光といっても行き先にはたくさんの選択肢があるのですが、どうせなら一番刺激の強い絶景を観たいと思い、行き先は「プレーケストーレン」にしました。去年のトルクメニスタン「地獄の門」観光に続き、今回も転落したら死ぬ!

 

目次

 

ハイキングコースの風景

午前10時。いざ、出発。ハイキングコースは片道約2時間の道のりらしい。朝は9月といえどもう寒いですね。

 

日が昇り気温が上がってくると霧が出て、なんとなく幻想的な風景に遭遇

 

最初の方は人の手によって整えられた道が多かったです

 

途中結構険しい道もありました

 

大分高いところまできましたね

 

これは多分7合目位だったかな?

 

いよいよクライマックスが近い。この辺りからは慎重に進みました。転落したら終了の高さなのに柵がないのが恐ろしい。

 

着いた!集中して黙々と登ったので、1時間半くらいで着きました。疲れを忘れる程アドレナリンがぐわーっと来ましたね。

 

(地球の歩き方によると)プレーケストーレンはノルウェー語で「教会の説教壇」を意味するらしいです。高さは600メートル。そろーりそろーりと下を覗いてみたのですが、、未だに思い出すと下半身がぐわーっとなります(笑)

 

ちなみに実際に今年の6月に転落死亡事故が起きてるんです↓ あまり崖のギリギリの所に立たないようにしましょう。。。

600メートルの断崖から転落死。「ミッション:インポッシブル」ロケ地の観光名所、目撃者「滑って落ちた」 | ハフポスト NEWS

 

しかし!ここがゴールじゃないんです!道中の案内板にすら書いてませんがまだ上に行けるんです。写真を撮り忘れてしまいましたが、この崖と反対側の階段状の岩を登って上に行けます。

とはいえ、ここから先は勾配が急すぎて結構危なかったのでので、体力に自信がない人はここで止めておきましょう。

 

着いた。頂上。さっきまでいた崖を上から見下ろせます。まさに絶景。ここまで来てる人は登山客全体の2割くらいしかいなかったと思います。

 

崖から転がり落ちないように両足で踏ん張って体を安定させて写真を撮ってる人(笑) 伝わりますかね、この緊張感。

 

出発地点に戻ってきました。帰りのバスが来るまでちょっと時間があったので、売店でソフトクリームを購入。下りは流石にかなり足が疲れて、何度か軽く足をひねりました。。。

 

頂上付近から撮った動画です↓

youtu.be

 

服装

9月といえどノルウェーは寒く、朝ホテルを出たときは薄めのダウンジャケットを着ていて丁度良いくらいでした。

でも日中は良く晴れていてガンガン日が照っていたので、登っているときは結構暑かったです。はっきり言ってダウンは邪魔でしたね。山の上はかなり寒いだろうと予想していたのですが。。

半袖+半ズボンで登っている人もいました。

 

気温は天気によって激しく変わるはずなので、天気予報を見て準備するのが大事です。雨が降りそうなときは、防水の服で行った方が良いですね。

 

ハイキングシューズをわざわざ買うのももったいないと思ったので、普段ジョギングに使っているランニングシューズで行きましたが問題なかったです。周りを見るとしっかりしたハイキングシューズを履いている人が多かったですが、ランニングシューズやスニーカーの人もちらほらいました。ただ、結構でこぼこしている道も多いので底の薄い靴で行くのはやめた方がいいです。絶対足が痛くなります。

 

あ、あと、当日か前日に雨が降ったら話が全然違ってきます。しっかりした滑り止めのついたハイキングシューズじゃないと危ないです。特に頂上付近。頂上付近はでこぼこした岩の上を歩かないといけないのですが、もしあの岩が濡れていたらと想像すると、、かなりハードなことは間違いない。僕のランニングシューズじゃ無理だったかもしれないです。

 

ホテル

近くの町スタヴァンゲルを拠点にして、バスでプレーケストーレンまで移動します。僕は登山の前の日にスタヴァンゲルに移動してホテルに一泊し、登山の日もそこに泊まって、計2泊しました。

 

 

 

スタヴァンゲル↑ あまり観光できなかったです。

 

スタヴァンゲルで泊まったホテルのリンク一応貼っときます。(案件とかじゃないですよ、もちろん)

Hotell i Stavanger | Prisgaranti | | Scandic Hotels

部屋も広いし、朝食もおいしかったのでおすすめです。

プレーケストーレン行きのバスの乗り場まで徒歩3分位で便利でした。

 

バス

Discover Preikestolen - easy online booking | Go Fjords

こちらのサイトからスタヴァンゲル - プレーケストーレンの往復バスを事前予約しました。長~い海底トンネルを抜けて直通でプレーケストーレンまで行けます。

 

こちらのバスのタイムラインは以下。

9AM スタヴァンゲル発

10AM プレーケストーレン着

10AM - 3PM ハイキング

3PM プレーケストーレン発

4PM スタヴァンゲル着

 

ハイキングに5時間あれば、写真を撮りながらでも大分余裕があります。でも頂上でもっとゆっくりしたい人は別のプランの方が良いかもしれないですね。複数社からバスが出ているので調べてみてください。(午後からは登山客が増えてくるので、出発は朝の方が良いですよ)

 

あと、今回ガイド無しで一人で登ったので途中で迷子にならないか不安でしたが、登山道は一本道で分かりやすくガイド無しで行っても問題無かったです

 

丸ごと一冊「半導体」 (週刊ダイヤモンド 2024年2/24号)

 

週刊ダイヤモンド創刊5000号記念とのことで、昨今話題に上ることの多い「半導体」の特集。半導体専攻の僕が読んでも、結構勉強になりました。

 

以下、ざっくばらんな感想。

 

・ラピダスについてのインタビューで、「最初から2nmの超最先端プロセスに挑むラピダスの姿勢は合理的だ」とする意見がありました。これはなかなか面白い考え方ですね。つまり、5ナノや7ナノ等のもっと長いプロセスノードになると一気にライバルが増えるのでそこを飛び越えて、いきなり2ナノを狙えばそこはブルーオーシャンでコスト競争をせずにすむ、ということらしい。

 

ふーむ、先端プロセスでは遅れをとっている日本にそんなことできるんだろうか?ぶっちゃげ半信半疑の僕ですが、46歳で東京エレクトロンの社長になった伝説の男、東哲郎氏がラピダス会長を務めているのはなんか期待してしまうな~(笑) 東氏曰く、「とても優秀な人材がラピダスに集まってきている」とのこと。今後どういうことがおきるのか楽しみですね。

 

・ベストセラーの本『半導体戦争』(クリス・ミラー著)の要約部は特に面白かったですね。(時間がある人は原書を読むと尚良いと思います)

識者へのインタビューでは台湾TSMC工場への中国の軍事進攻はあり得るといっている人と、あり得ないと言っている人がいますね。これについては誰が正しいことを言ってるのか僕にはさっぱり分かりません。でも「まさか」と思うことが起こる時代なので、絶対無いとは言い切れないのではないか?

 

ちなみにもし台湾のTSMC工場が爆撃された場合、世界の計算能力が37パーセント減少するというデータも載ってました。今の半導体サプライチェーンの脆さ、危うさを示していますね。

カメラ業界で働いている僕自身、半導体を調達できることは奇跡的なことだと日々感じています。コロナパンデミックの時なんて、全メーカーが一時的にカメラを生産できなくなりましたからね。。。台湾有事が現実化したらもうあんなレベルじゃ済まないと思う。

 

・何故アメリカ政府が必死になってファーウェイを潰そうとしたのかも分かりやすくまとまってます。というのはつまりファーウェイが5G通信の基盤技術を牛耳っていたことが軍事利用されたらアメリカにとって脅威になるということだったんですが、輸出規制でボロクソにやられまくって一度は地に堕ちたファーウェイ、今はどうなってる?

 

どうやら中国スマホ市場で猛烈にシェアを巻き返しているらしいじゃないか。。。!しかも(おそらく)自社開発したチップを使っている。

 

僕はこの状況、ファーウェイさすがだなと思って見てます。「基本的な技術力がある会社はたとえどんな時代の荒波に一時的に飲み込まれても、最終的には勝ち残る」ということなんだろうと思います。

デュッセルドルフ「Momentum Spa」でサウナ&マッサージ体験

今年でドイツ在住7年目になる僕ですが、先日唐突に心の中でこう思ったのです。

「そういえばドイツにはサウナがあると聞いているが、まだ行ってない。。!!」と。

 

というわけでついに昨日行ってきました、デュッセルドルフの「Momentum Spa」

 

公式サイト: Wellness Spa & Sauna - Momentum Spa Düsseldorf

参考になったサイト: 心と体を芯から潤す美容ケア Spa & Hair Salon - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト

 

場所はココ↓ 昨日はデュッセルドルフ中央駅近くのホテルに滞在していたので、FREENOWでタクシーを呼んでビューンと15分位で着きました。

 

入口の外観はこんな感じ↓

 

サウナの前にまずはマッサージをオンラインで予約していたので、待合室的な場所に通されしばし待機↓ 建物内はどこもとても清潔な感じがしました。

 

しばし待機していると若めの男性マッサージ師がやってきて、広々としたマッサージルームに案内されました。

 

下着のみ身につけた状態で施術開始。30分のフルボディオイルマッサージ。とても素晴らしかった。。。日系の店含めデュッセルドルフのマッサージには結構行ってますが、今回のマッサージが一番気持ち良かった気がします。

 

30分で59ユーロするので結構高いですが、高いだけのことはあります。思わず「60分にすればよかった」と思ってしまいました。

 

そして、マッサージの後は追加でサウナの利用をお願いしました。25ユーロ。

 

サウナルームには温度や湿度の異なる4種類位のサウナが用意されており、日本の温泉施設と比べてもとても充実してましたね。

 

ドイツのサウナは男女混浴とネットに書かれていたのでちょっとびびってましたが、僕が行ったときには偶然他の客が一人もいなかったので、完全貸し切り状態でした。あれは何故だったんだろう?

 

おかげで最高にリラックスできましたが、ちょっとした注意点を挙げておくと、

・25ユーロで通常、サウナルームに加えプールを使用できるみたいですが、プールは水着を持参している人しか入れないそうです。これはしくじった!

水着を持って行っとけばサウナのあと、水風呂代わりにプールに飛び込めたのに!

 

・ドイツではサウナに入っているとき床に体が直接当たらないようにタオルの上に座る(足もタオルに乗せる!)のがマナーらしいので、大きめのバスタオルを持参したほうがいいです。僕はホテルのバスタオルを持っていきました。(濡れたタオルを持って帰るためのビニール袋も忘れずに!)

バスタオルとバスローブはフロントで借りられますが、多分値段は高いと思います。(聞いてないので値段は不明)

 

というわけでドイツに来て初めてのサウナ体験、最高でした! Momentum Spaは施設全体の雰囲気が良く、清潔で、スタッフも親切で、とてもオススメです。(ドイツの他のスパに行ったことが無いので比較は出来ませんが)

 

ホームページに書いてあるとおり、マッサージの種類も豊富に用意されているようなので次回は別のマッサージを受けてみたいですね〜