脱力系ぷかぷかドイツ日記

脱力系ぷかぷかドイツ雑記帳

ヘッセン州の田舎町でデジカメの開発してます

カシオの電子辞書ドイツ語モデルXD-SX7100買った 

これまでカシオの古ーい電子辞書(主に英語用)に、追加コンテンツとして別途購入した「アクセス独和辞典」を追加してドイツ語を勉強してきた僕ですが、レスポンスが非常に遅くてイライラしてたんですよね。

 

というわけでEX-Word XD-SX7100購入しました。カシオの電子辞書のドイツ語モデルです。もう5年勉強してるのに全くドイツ語を話せない僕でも、道具にこだわれば何か変わるかも。。(笑)

 

今どき電子辞書?スマホアプリの辞書でいいのでは?という感じもしますが、何故かアプリ辞書が肌に合わないんですよね。。勉強に使いたいという気持ちにならないんです。縦長のレイアウトのせいなのか?自分でも良く分からんのですが。

 

とはいえ、電子辞書を持ち歩いていないときスマホに辞書アプリがあった方が便利なのも事実。

僕の場合、

・家で勉強する時や授業中は電子辞書の「アクセス独和辞典」

・買い物に行くときや街中で知らない単語を調べるときはスマホに入れている「クラウン独和辞典」 ※オフラインでも使えます

という風に使い分けています。

 

というわけでEX-Word XD-SX7100を写真で紹介↓

外箱

 

ドイツ語モデルだけあってかなり充実してます。基本僕はアクセスを中心に使ってますが、収録語数の多い独和大辞典も一応入っていると安心できますね

 

ドイツ語モデルとは言いつつも英語辞書も入ってます

 

同僚のおっさんがカミングアウトかましてきた

同性愛者であることが既に周知されている人にならこれまでにも会ったことがありましたが、異性愛者として生きてきた人の”カミングアウト”の現場に遭遇したのは今回が初めてでした。

 

その方は同じ部署の50代のドイツ人の同僚(Aさんとします)で、それまで普通に男性として働いていました。

ところが、ある日突然Aさんのメールアカウントのファーストネームがこれまでとは別のものに変わったのです。あれっ、どういうことだろう?とその時は訳が分かりませんでした。ですが僕は在宅勤務のことが多いので、Aさん本人にも顔を合わすことが少なく「まあいいか」と謎をそのまま放置していました。今年の夏ごろの話です。

 

そして後日出勤したとき、オフィスの通路でAさんとすれ違った時すべての謎が解けました。これまでは男性の格好をしていたAさんが、女性用のワンピースを着ていたのです。まじで脚色なしでグザヴィエ・ドランの『私はロランス』ばりの変身です。その時僕は内心ものすごい衝撃を受けていたけれど、Aさんに特に話しかけたりはせずただHelloと言って通り過ぎました。

 

あの時余計なことを言わなくて本当に良かった。。Aさんの立場になってみると周りがいつも通りでいてくれることが一番うれしいでしょうから。

「あれっ、どうしたの?素敵だね」とか何か言おうか一瞬迷ったけれど、でもそれをどういう表現で言うべきなのか分からなくて何も言わなかっただけなのですが、結果的に正解だったように思います。

 

そして感動したのがその後の会社の対応。ミーティングやメールでAさんに言及する場合、Mr.はMs.になり、HeはSheにすぐさま変わりました。男性だった時代のAさんのプロフィール写真は削除され、新しい画像に変わりました。

逆に上記以外は何事もなかったかのように全てがこれまで通りです。周りの同僚のAさんに対する接し方も全然変わりませんし、Aさんの変化について誰かが何かを言っているのも聞いたことがありません。

 

この辺りはやはりドイツ企業の素晴らしい点ですね。LGBTQに対する理解が浸透していることを今回の件で強く感じました。おそらく多くの同僚が同じようなことを過去に経験済みなのでしょう。皆落ち着いていましたね。

 

そしてAさんのカミングアウトから現在まで数か月が経過したのですが、もう僕自身Aさんと会っても自分でも驚くほど何も感じなくなりました。人間の慣れってのはすごいですね。。

あとAさんが周りに馴染んでいるのは、女性の格好がとても似合っているというのもありますね。もともとAさんはハンサム&長身&細身という50代にしては綺麗な男性だったので。髪型や服はもちろん、ネイルやイヤリング等のアクセサリーまで、すみずみまで女性ですが、全く違和感がない。なんなら男性だった時より輝いて見える(笑) 

 

Aさんには聞けませんが50代になってカミングアウトをしようと思ったのは、どのような心境の変化があったのでしょうかね。

 

ドイツでは同性婚は合法、LGBTQに対する理解は日本と比べても進んでいるでしょう。元ベルリン市長が2001年の市長選前の演説で自身がゲイであることをカミングアウトしたというすごい話もあります。その際言い放った言葉「私はゲイである。それもまたよし!」はその後流行語になったらしい。

 

しかしキリスト教関連団体は基本的に同性婚に反対の立場をとっています。差別もまだまだあるでしょう。ドイツといえどもカミングアウトにリスクがあるのは事実です。

 

Aさんの場合ある程度の年齢になって、心の中で何かが吹っ切れたのでしょうかね?それとも仕事や生活の基盤がある程度整うまで時期を見計らっていたのでしょうか(Aさんには息子がいると聞きました。きっとそのことも関係があるでしょう)。もしくは親族にキリスト教の団体に属している人がいて、言い出せなかったとか?

このあたりの真相はわかりませんが、いずれにせよカミングアウトすることはとてつもなく勇気のいることだったでしょうね。。

 

映画)精神_監督 想田和弘_2009

 

精神

精神

  • 山本昌知
Amazon

 

精神科クリニックを舞台に患者、医者、スタッフの現実にカメラを向けたドキュメンタリー映画。

 

うーん、想田監督の映画は面白いっすね〜。前見た『港町』も面白かったけど、『精神』も面白かったです。

そして、面白いと同時に怖かった。”精神障害”はどこか遠い世界の話ではなく、自分も何かのきっかけですぐにそこに陥ってしまうことを知っているから。

 

僕は学生の頃の話ですが神経症(強迫性障害)を患ったことがあるので尚更恐怖を感じたのかもしれません。患者達の姿が若い時の自分に重なるようで。。

 

このクリニックの医者がやっていることは簡単に言えば、患者の話を聞いて相槌を打ち、たまに感想を言ったりしているだけです。ぶっちゃげ全く科学に基づいた医療に見えないのですが(笑)、この医者の懐の広さ、そしてそれにに支えられてなんとか生きている患者達が印象的でした。

 

でもね、、精神医療のことに詳しいわけではない僕がいうのもなんですが、この患者たちは皆無理してでも働きに出たほうが良い、というのが僕の意見ですね。「病気だから働けない」というのは筋が通っているように見えて実はロジックが逆なんです。

正しくは「働かないといけないから働く→病気のことを考える時間(余裕)がなくなる→病気のことを忘れる(治る)」です。少なくとも僕の場合、神経症はこんな感じで治りました。

 

別にうまくいかなくたっていいから、一歩踏み出すこと。つまずいたって実は大して痛くないことがわかれば、その経験がまた次の一歩を踏み出す力になる。どっかの歌の歌詞みたいですが笑、僕が医者の立場だったら患者にそうアドバイスするかなぁ、とか思いました。まあもちろん、病気の程度にもよりますけど。。

 

daturyoku-pukapuka32.hatenablog.com

ウズベキスタンうろついてきた

2023年9月16日~9月22日 ウズベキスタン&トルクメニスタン旅行の記録

タシケント(1泊)→サマルカンド(1泊)→夜行列車(サマルカンドからヒヴァへ)→地獄の門(1泊)→ヒヴァ(2泊)

 

前回の記事でトルクメニスタンの地獄の門について書きましたが、今回の旅行のメインはウズベキスタンでした。

 

 

イスラム教の国に行くのもモスクに入るのも初めての経験だったので、とても楽しかったです。特に僕は在独5年になりヨーロッパの大聖堂に飽きてきていたので尚更。。

 

ウズベキスタンはまだまだ旅行先としてはマニアックな方なんでしょうか。知り合いにウズベキスタンに行ったことがある人が全くいないのですが、僕的には

・物価が安いし

・治安も良いし

・人は親切だし(個人の感想です)

・ご飯もおいしいので(個人の感想です)

旅行先としてとてもおすすめですよ!

 

ウズベキスタンはかつてアジアとヨーロッパを結ぶシルクロードの交易の中心地として栄えていたので、東西文化が融合した独特の文化を持っています。

 

特に巨大なイスラム建築が見応えがあって本当に素晴らしい! 写真を見れば分かってくれるはず。。。↓

 

目次

 

サマルカンド

レギスタン広場。3つの巨大なイスラム神学校(メドレセ)が立ち並ぶ。

 

メドレセ

 

メドレセ?(多分)

 

黄金の礼拝堂 in ティラカリ・メドレセ

 

レギスタン広場は暗くなってくるとライトアップされます

 

レギスタン広場(ホテルの屋上から撮影)

 

ビビハニム・モスク

 

ビビハニム・モスク敷地内

 

ビビハニム・モスク敷地内

 

シャーヒズィンダ廟群

 

シャーヒズィンダ廟群

 

シャーヒズィンダ廟群

 

シャーヒズィンダ廟群(の建物の中)

 

シャーヒズィンダ廟群

 

ヒヴァ

城壁に囲まれたイチャンカラは世界遺産に登録されている

 

城壁に上って歩きました

 

結婚式に遭遇

 

ジュマモスク

 

ジュマモスクの中

 

イスラーム・ホジャ・ミナレット

 

カルタミノル

 

タシケント

ホテル・ウズベキスタン。初日に泊まったこのホテル、めちゃめちゃ好きだった!

 

ホテル・ウズベキスタン(近距離)

 

アリシェール・ナヴォイ駅(地下鉄)

 

おまけ

シャシリク(左)、ラグマン(右)

 

スープなしラグマン

 

プロフ(=ピラフ)

 

一番ポピュラーなビール「サルバスト」

 

サマルカンドからヒヴァへ移動する際、人生初の寝台列車を体験しました。素晴らしく寝心地悪かったです(笑)

 

シャワー無し!ネット無し!一泊二日トルクメニスタン「地獄の門」ツアーはリアルに地獄だった

2023年9月16日~9月22日 ウズベキスタン&トルクメニスタン旅行の記録

タシケント(1泊)→サマルカンド(1泊)→夜行列車(サマルカンドからヒヴァへ)→地獄の門(1泊)→ヒヴァ(2泊)

 

先月、中央アジアに位置するウズベキスタンとトルクメニスタンを1週間かけて周遊してきました。

今回はトルクメニスタンの人気観光スポットであるガスクレーター”地獄の門”ツアーについてまとめます。

 

その前にトルクメニスタンってどこだよ、って感じですよね(笑)

 

ここです↓

 

ネットで検索すると分かるのですが、トルクメニスタンはとてもヤバイ国です(笑)

特徴をまとめると、

・「中央アジアの北朝鮮」と言われる程の独裁国家

・厳しい情報統制(ネット規制)

・厳しい入国管理

みたいな感じ(笑)

 

この管理体制の厳しさのおかげで、トルクメニスタンは現在までコロナウイルス感染者が一人も出ていない世界で唯一の国らしいです。。。。

 

参考) 【こんな国あります!!世界の秘境】謎に満ちた独裁国家?トルクメニスタンとは? - ファイブスタークラブ

 

トルクメニスタンは基本的に自由旅行は認められておらず、旅行会社を通じて入国日程を事前に提示しなければ、入国管理局の許可が下りません。ですので基本的にトルクメニスタンには旅行会社のツアーで入国することになります。

 

今回はウズベクフレンズの一泊二日地獄の門ツアーを利用させてもらいました↓ 友達と二人で参加したのですが、ツアー代金、入国諸費用、現地での雑費の全部込みで一人おおよそ600ドルぐらいかかりましたかね。

uzbek.jp

 

※現地の旅行会社に直接コンタクトした方が安いかもと思い、ウズベキスタンのUzbek TravelとAdvantour、トルクメニスタンのOwadanにも問い合わせをしましたが、結局費用はどこでもそれほど違わなかったので、問い合わせ対応の早かったウズベクフレンズに決めました。何かあった時に日本語で助けを求められると思ったのも理由のひとつです。(現地のガイドは結局どこの会社でも英語になりますが)

 

実際書類の準備や現地での対応は非常に良く、食事も美味しかったのでウズベクフレンズにお願いして良かったと思っています。

旅自体は非常にハードでしたが。。。。↓

 

まず朝8時半にウズベキスタンのヒヴァでドライバーにピックアップしてもらい、トルクメニスタン国境で手続き(割に時間かかる。。)して入国後、ランチタイムまでは国境付近にある「クフナ・ウルゲンチ」を観光しました↑ 

クフナ・ウルゲンチはかつてのシルクロード最大の都市で世界遺産に登録されています。

クフナ・ウルゲンチ→地獄の門、はツアーの定番コースのようですね。

後ろ姿はトルクメニスタン人のガイドさんです。

 

レストランでローカルフードを食べたら、いよいよ地獄の門のある「ダルヴァザ」へ出発!砂漠の中を車でおおよそ6時間走り続けます。(ちなみにトルクメニスタンの国土の約85%は砂漠らしいですね。)

この移動が超ハードでした。。。道が穴だらけで、ずっとバウンドし続ける車の中に6時間。腰痛持ちや酔いやすい人にはおすすめできないツアーです(笑)

あ、あともちろんインターネットには接続できませんよ。。砂漠の中なので。

 

道中ラクダやヤギにたくさん出会いました

 

巨大クレーター”地獄の門”に到着。着いた時にはもう21時前だったと思います(多分)。

疲れてましたが、テンション爆上がり。

 

想像以上にでかかった&熱かった!

直径は約70mあり20mmの広角レンズでも全景を写し取ることはできないほど。

このクレーターは1971年に天然ガスの発掘調査中の事故で偶然できたもので、信じられないことにそれ以来50年間この炎は消えることなく燃え続けています。

 

ガイドさんはとてもアグレッシブな方で、我々を崖のギリギリのところに立たせてくれました

 

一応柵はありますが普通に乗り越えて入っていいみたいでした。

ガイドさんによると昔このクレーターに転落したロシア人がいるらしいです。。(奇跡的に一命はとりとめたらしいですが)

 

ツアーの案内に「夜は地獄の門付近でバーベキューを用意させていただきます」と書いてあったので、クレーターの火でソーセージとか焼くのかなぁとかアホなことを考えていましたが、そんなことは不可能です(笑)

 

魚眼レンズがあれば、このような全景写真が撮れます(友人撮影)

 

このようなトルクメニスタンの伝統的な住居に宿泊しました。

あ、もちろんシャワーはありませんよ(笑)

トイレは一応ありましたが電気が付かなかったので、外でしてました。本当ひでえな(笑)

 

そして次の日、我々はまたウズベキスタンのヒヴァまでもと来た道を引き返すわけですが、国境が昼頃に閉まってしまうということで、朝4時半に起床して準備しすぐに出発しました。多分3時間くらいしか寝てない(笑) しかも帰りはぼこぼこの悪路のせいでついに車のタイヤがパンクするトラブルまで起きました。。(良くあることなんでしょうか、ドライバーが慣れた手つきでスペアタイヤに交換しました)

 

行って良かったけどもう二度と行きたくない、そんなツアーでした(笑)

帰り道に見えた朝焼けは綺麗でした↑ 

 

一応動画も撮ってきました↓

youtu.be

 

補足

・ガイドさんによると、トルクメニスタン政府の意向で2023年一杯でクレーターの見学が出来なくなるようで残念ながら地獄の門ツアーは終了してしまうそうです。なので行きたい方は今年中に大急ぎで計画するしかないです!

 

・残念だったのはまだ日があって明るいうちの地獄の門を見れなかったこと。クフナ・ウルゲンチ観光に時間を使いすぎて到着が遅くなったのが原因でした。

もしこれから地獄の門に行く方は旅行会社へ事前にタイムスケジュールのリクエストをしておくことをおすすめします。

本)ハンチバック_市川 沙央_2023

 

 

人工呼吸器、電動車椅子を常用する著者が自身の経験を基に書いた小説。第169回芥川賞受賞作。

 

健常者優位主義に対する怒りをぶちまけたような内容でかなり内容は過激ですが、共感できる所は大いにありました。

日本では社会に障害者はいないことになっている、というこの一節は本当にその通りだなと思いましたね。そしておそらくここでの”障害者”とは一つのメタファーに過ぎない。この著者が本当に怒っているのは、もっと広い意味での「社会における弱者と強者を分ける固定観念」についてだと思います。

 

紙の本を自分の体で支えられない著者は、受賞式で読書バリアフリーの普及を強く訴えたそうですね。電子書籍や朗読ソフトが普及すれば身体障害者や視覚障害者ももっと自由に読書を楽しめますから。

お恥ずかしながら僕は"読書バリアフリー"という言葉があること自体初めて知りました。。きっとこのような無知がおかしな社会を作っているのでしょう。

 

それにしても著者の文章技術はすさまじいですね。ハプバーの描写とか風俗嬢のすれてる感じとか、すごく書き方が上手いです。重苦しい内容の本ですが、ちょっとニヤニヤしながら楽しんで読めました。

アムステルダムから程近い風車村「ザーンセ・スカンス」

今回はオランダ旅のおまけ。

 

アムステルダム滞在中、「ザーンセ・スカンス」という風車村に日帰りで行ってきました。実はこの風車村の存在に気付いていなかった僕ですが、アムステルダムで初日に行った「ZEN Massage」のスタッフの方に教えて頂き急遽旅程に組み込みました(ZEN Massageさん、改めてありがとうございました。)

 

実にオランダらしい風景が広がるとても気持ちの良い場所でした。アムステルダムからもアクセスが良く日帰り可能なのでおすすめです。(僕はアムステルダムのホテルからタクシーで行きました。20分くらいでした。)

 

風車の中に入ることもできます

 

 

もともと低地に位置するオランダでは水管理や排水のために風車が使われていました。その後、穀物の粉砕、木の切断、油の圧搾等様々な工業用途にも使われるようになり、19世紀後半のピーク時には1万基以上の風車がオランダ国内で稼働していたらしいです。

戦後になると電気やガソリンといった動力が普及したため多くの風車が廃止されました。そんな中文化の保存のため1946年に風車村を作るという計画が持ち上がり、各地から風車が集められ現在のザーンセ・スカンスの姿となりました。

参考: 【オランダ】風車の歴史を学ぼう +DUTCH BLOG

公式サイト: Discover crafts, windmills and museums at the Zaanse Schans

 

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